君の名前で僕を呼んで

2018-03-13
Frenesy, La Cinefacture

第90回アカデミー賞4部門ノミネート、脚色賞受賞!
17歳と24歳青年の恋の痛みと喜びに、世界中が恋をした。

1983年夏、北イタリアの避暑地で家族と夏を過ごす17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会う。一緒に自転車で街を散策したり、泳いだり、午後を読書や音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオのオリヴァーへの気持ちは、やがて初めて知る恋へと変わっていく。

【introduction】
オスカー前哨戦の賞レースに旋風をまきおこし、これまでですでに世界各地の映画賞で217部門ノミネート&64部門受賞、第90回アカデミー賞においては、作品賞、主演男優賞、脚色賞、歌曲賞の4部門にノミネートされ、脚色賞(ジェームズ・アイヴォリー)において見事受賞を果たした本作。
主演は、主演男優賞やブレイクスルー賞を軒並み受賞し、今や初主演にしてオスカー主演男優賞最年少も期待される新星ティモシー・シャラメ。共演は、長身の整った容姿も魅力的な『コードネーム U.N.C.L.E.』のアーミー・ハマー。刊行時から話題を集めた原作を脚色したのは、現在89歳の名匠ジェームズ・アイヴォリー。『眺めのいい部屋』や『モーリス』、『日の名残り』といった名作を生み出して来た名匠が、17歳と24歳の青年の初めての、そして生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描く。監督は『ミラノ、愛に生きる』のイタリア出身のルカ・グァダニーノ。主演、助演すべての俳優たちの見事なアンサンブルと、美しく深いシナリオを得て、いよいよその才能を花開かせた傑作。

4/27(金)、TOHOシネマズ シャンテ 他 全国ロードショー
公式サイト

キャスト

ティモシー・シャラメ(『インターステラー』、『Lady Bird(原題)』)、アーミー・ハマー(『コードネーム U.N.C.L.E.』)、マイケル・スタールバーグ、アミラ・カサールほか

スタッフ

監督:ルカ・グァダニーノ(『ミラノ、愛に生きる』、『胸騒ぎのシチリア』)
脚色:ジェームズ・アイヴォリー(『眺めのいい部屋』『モーリス』『ハワーズ・エンド』『日の名残り』)
原作:アンドレ・アシマン 「Call Me By Your Name」
2017年/イタリア、フランス、ブラジル、アメリカ/カラー/ビスタ/5.1ch/132分/PG12
原題:Call Me By Your Name
提供:カルチュア・パブリッシャーズ/ファントム・フィルム
配給:ファントム・フィルム

レビュー

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君の名前で僕を呼んで ネタばれ

評価: ★★★★★ (5点) 投稿者:saki11122018-05-03

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鑑賞直後ですが、あまりにも素晴らし過ぎて言葉が出てきません。 エリオがひたすら美しい・・・。そしてオリバーが罪な男です本当に・・・。 音楽も北イタリアの景色も本当にきれいで全編美しかったです。また見たいと思ったし、原作が読みたくなりました。 また、タイトルの意味を理解するシーンが何ヵ所かあるんですが、最初はときめき、最後は切なすぎて・・・。 演出が本当にずるいです。 好きなシーンはたくさんあるんですが、オリバーの足にエリオの足を重ねてるシーンと、二人で寝転がってるシーン。オリバーがエリオの唇に触れるシーン。 凄く2人の愛が伝わってきて、ドキドキしてしまいました。 それからやっぱりラストシーンは本当に最高です。 凄く切なく、そして凄く贅沢な気持ちになる映画です。本当に素敵でした。

忘れられない恋

評価: ★★★★★ (4点) 投稿者:KS2018-04-11

少年の、ひと夏の恋のお話なのですが、強烈な余韻を残します。 17歳にして、知的で、自分の世界を確立している主人公。しかし初めての恋に落ちると、彼の世界観は激しく揺れ動きます。相手は帰郷の決まっている人。最後はあたたかい両親が彼を待っています。この両親が、知的で寛容、息子を信頼し干渉しない、素晴らしい家族です。ラストのティモシーの渾身の演技は思い出すだけでまた泣けてきます。