『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』新場面写真解禁!同居生活で築いた、かけがえのない親友の空気感

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ今、最も注目を集める映画製作スタジオであるA24とプランBより、アカデミー賞(R)作品賞受賞作『ムーンライト』以来となるタッグを組んで贈る最新作『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』が、10月9日(金)より新宿シネマカリテ、シネクイント他にて全国公開される。

この度、本作の新場面写真が解禁された。

今回解禁となるのは主人公のジミーと彼の親友・モントがスケートボードに2人乗りしているシーンをはじめ、劇中での2人を捉えたもの。生まれ育った街・サンフランシスコが変わっていく中で、ジミーはかつて家族と住んだ家を取り戻そうと奔走するが、そんな彼を支えるモントとの関係性が印象的に描かれる。街の片隅に追いやられている彼らは、同世代のグループにも馴染めないが、お互いがお互いの存在を心の拠り所にし、絆を深めている。

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ

今回、そんな2人の唯一無二の関係性を表現するべく、撮影中は役作りのために同居生活を行ったという。実名で主人公を演じたジミー・フェイルズは、当時について「一緒に暮らしたことで彼がどのように役作りをしているか、役者として何を考えているかを聞くことができたのは大きいよ。作品にどれだけ身を投じているのか、朝食に何を食べて、どんなルーティンを行っているかを知ることもできたんだ。2人の距離も縮まったしね。一緒にサンフランシスコを探索することで新しい発見もあったよ。」と振り返った。

劇中ではスケートボードに2人乗りして颯爽と移動するシーンが印象的だが、フェイルズ本人は15歳の頃にスケートボードを始めたという。「サンフランシスコにはスケートボード文化が根付いているから、ここで育った人は、一度はハマっているはずだ。」と語ったものの、2人乗りに関してはさすがに経験がなかったようで、「(2人乗りは)大変だったよ。特に、並んで蹴るのに特に苦労した。」と振り返った。モント役のジョナサン・メジャースはスケートボードの経験自体なかったが、運動神経がよくて体を鍛えていたようで、マスターするまでそれほど時間は要しなかったそうだ。

2人だけの関係性がスクリーンから滲み出て、じんわりと伝わってくる本作にぜひ注目を。

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ

イントロダクション
本作の舞台となるのは、ゴールデン・ゲート・ブリッジや坂道を走る路面電車、優雅に佇むヴィクトリアン様式の家が並ぶ情緒豊かなサンフランシスコ。歴史あるこの街は、急速な発展によって地価が高騰し、富裕層が多く住むようになったことで、代々住んでいた者たちは行き場所を失っていた。主人公を実名で演じた、ジミー・フェイルズもその一人。メガホンを執ったジョー・タルボット監督は、幼なじみであるフェイルズが体験してきた物語を自身初の長編映画として作り上げた。本作は、サンダンス映画祭で監督賞と審査員特別賞をダブル受賞した他、世界各国の映画祭で高い評価を受け、オバマ前米大統領が選ぶベストムービー(2019)にも選出されている。

生まれ育った場所が面影も残らないほど変化することで、大切な記憶が上書きされ、自分のアイデンティティまで否定されてしまうような感覚。それは一見パーソナルな物語でありながら、今や世界中で起きつつある問題を描いている。
多くの財産をもたず、大都市の片隅に追いやられても、家族の記憶が宿る美しい家や、かけがえのない親友を大切にするジミー。そんな彼の姿は、「人生にとって、本当に必要なものとは何か」を見つめ直したい今だからこそ、私たちに温かい抱擁のような余韻を残し、寄り添ってくれる。

ストーリー
変わりゆく街・サンフランシスコで、変わらない大切なもの。
家族の記憶が宿る家とたった一人の友。それだけで人生はそう悪くない―。
サンフランシスコで生まれ育ったジミー(ジミー・フェイルズ)は、祖父が建て、かつて家族と暮らした記憶の宿るヴィクトリアン様式の美しい家を愛していた。変わりゆく街の中にあって、観光名所になっていたその家は、ある日現在の家主が手放すことになり売りに出される。
この家に再び住みたいと願い奔走するジミーの思いを、親友モント(ジョナサン・メジャース)は、いつも静かに支えていた。今や”最もお金のかかる街”となったサンフランシスコで、彼は自分の心の在り処であるこの家を取り戻すことができるのだろうか。
多くの財産をもたなくても、かけがえのない友がいて、心の中には小さいけれど守りたい大切なものをもっている。それだけで、人生はそう悪くないはずだ──。そんなジミーの生き方が、今の時代を生きる私たちに温かい抱擁のような余韻を残す、忘れがたい物語。

作品タイトル:『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』
出演:ジミー・フェイルズ、ジョナサン・メジャース、ロブ・モーガン、ダニー・グローヴァー
監督・脚本:ジョー・タルボット
共同脚本:ロブ・リチャート
原案:ジョー・タルボット、ジミー・フェイルズ
音楽:エミール・モセリ
原題:The Last Black Man in San Francisco/2019年/アメリカ/英語/ビスタサイズ/120分/PG12
字幕翻訳:稲田嵯裕里
配給:ファントム・フィルム
提供:ファントム・フィルム/TCエンタテインメント

公式サイト:phantom-film.com/lastblackman-movie/
公式Twitter:@lastblackman_jp
公式Instagram:@lbmisf
コピーライト:(c)2019 A24 DISTRIBUTION LLC.ALL RIGHTS RESERVED.

10月9日(金)より、新宿シネマカリテ、シネクイントほかにて全国ロードショー

 

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