台湾青春映画『熱帯魚』『ラブ ゴーゴー』予告編&チラシビジュアル、場面写真解禁!一青窈さん&三宅唱監督コメント到着

チェン・ユーシュン(陳玉勲)監督の幻の名作『熱帯魚 デジタルリストア版』『ラブ ゴーゴー デジタルリストア版』が、8月17日(土)より新宿K’s cinemaほか全国にて順次同時公開となる。そしてこの度、予告編&チラシビジュアル、場面写真が解禁となった。

今回の『熱帯魚 デジタルリストア版』『ラブ ゴーゴー デジタルリストア版』の同時公開にあたり、チラシは作品ごとのビジュアルを展開。『熱帯魚』からは巨大な熱帯魚が泳ぐ様子をとらえた場面写真、『ラブゴーゴー』からは、本作で映画初出演にして金馬奨最優秀助演女優賞を受賞したリャオ・ホイヂェン(寥慧珍)が演じる、恋する乙女・リリーの場面写真をそれぞれ用い、みずみずしさとポップさが溢れるビジュアルが完成した。

また、予告編では、『ウィーアーリトルゾンビーズ』が絶賛公開中の映画監督長久允氏と、作家の山内マリコ氏のコメントを使用し、台湾の90年代ポップスも印象に残る予告が完成。あわせて、登場人物のユニークさや台南の湿度、都会に生きる若者たちの恋模様、そして作品全体に漂うコミカルさが伝わる2作品の場面写真も一挙解禁された。

『ラブ ゴーゴー』の日本初公開時にユーシュン監督は「『熱帯魚』では、これまでの台湾映画とは違う、自分の眼で見た台湾を撮ろうと考えた。対して今回は、その自分の眼で見た台湾を個人の感情に凝縮しようと試みたんだ。どこの国の誰でもこの映画に流れる感情を理解できるはずだ。」と語った。その言葉が示す通り、今年のGWに開催された「台湾巨匠傑作選 2019~恋する台湾~」で2作品がプレミア上映された際には、すべての回が早々に完売し、初公開から20年以上を経ても色褪せることのない、2作品が持つみずみずしさを目の当たりにした観客の絶賛の声がSNS上に多く寄せられた。

エドワード・ヤンやホウ・シャオシェンから、『藍色夏恋』(02)や、『あの頃、君を追いかけた』(11)などの21世紀の台湾映画をつなぐ90年代の最重要作品が、デジタル修復を経て遂に同時上映を果たす。

また今回、著名人からの絶賛コメントが新たに到着した。

新たに寄せられたコメント

『熱帯魚』
私の中で台湾映画のベスト3に入りました。
永久保存版デス。あまりにも好きすぎて!
興奮が止まりませんっっっ
私が台湾で幼稚園に通っていた頃、
住んでいた台北のマンションは
厳重な二重扉で、鉄格子の柵に
二段構えの鍵がかかっていて
防犯対策だと聞かされていた。
いまだに古い建物はそんな感じで
当時、誘拐事件を恐れる裕福な家庭の子供たちは
ハイヤーで学校に送り迎えされていた。
物騒な世の中だと思っていたけれど
今からすれば人の感情や欲求が
分かりやすい時代だったのかもしれない。
6つ上の私の姉はまさに受験戦争を生き抜いた人で
物差しでビシビシと叩かれても
なにクソ!とガリ勉していた。(だから私と違って頭がいい)
当時の古き良き台湾に生きていた台湾人の
根本的な人の良さがこの作品にはしっかり描かれている。
ちゃっかりしていてちょっと間抜けな誘拐ドタバタ劇に
登場するキャラはどれも愛すべき人たちなのだ。
この映画をみて改めて、やっぱり私はこの部分において
台湾(人)がすんごく好きなんだなぁと実感した。
何度もクスッと笑えるので、台湾に興味なくても
すべての人にオススメしたい!!!
さあさあ、あなたの心の中の熱帯魚、解き放ってみませんか?!
一青窈(歌手)

『ラブ ゴーゴー』
これまでいろんな映画で様々な「手紙」と「歌」をみたけれど、
『LOVE GO GO』のそれの純度の高さよ!
手紙の文面とそのときの画面連鎖に心奪われ、歌には思わず笑い泣きした。
「恋愛の映画」の枠を飛び越える「愛の映画」。観てよかった。
三宅唱(映画監督)

※敬称略


作品タイトル:『熱帯魚 デジタルリストア版』
出演:リン・ジャーホン(林嘉宏) シー・チンルン(席敬倫) リン・チェンシェン(林正盛) ウェン・イン(文英)
監督・脚本:チェン・ユーシュン(陳玉勲)
エグゼクティブ・プロデューサー:ワン・トン(王童)
撮影:リャオ・ベンロン(廖本榕)
原題:熱帶魚 英題:Tropical Fish
1995年/台湾/108分/ヴィスタ
提供・配給:オリオフィルムズ、竹書房

公式サイト:http://nettai-gogo.com/
コピーライト:(C)Central Pictures Corporation

第48回 ロカルノ国際映画祭 青豹賞
第32回 金馬奨 最優秀脚本賞、最優秀助演女優賞
1995年 モンペリエ映画祭 ゴールデンパンダ賞

『熱帯魚』『ラブ ゴーゴー』

ストーリー
エドワード・ヤン、ホウ・シャオシェンの重厚さをいとも軽やかに突き抜けた、新たな時代を告げる珠玉の処女作!

受験戦争にまったくなじめない夢見がちな台北のボンクラ少年。そんな少年をなりゆきで誘拐してしまった、超田舎な一家の、これまた一風変わった面々。誘拐報道がヒートアップする台北がまるで別世界のように、少年は連れ去られた南部の漁村で、白日夢のような不思議な時間を過ごし、そして謎めいた少女と遭遇する。はたして彼は、無事に(?)台北へ戻り、そして高校受験に間に合うことができるのだろうか――。


作品タイトル:『ラブ ゴーゴー デジタルリストア版』
出演:タン・ナ(坣娜)シー・イーナン(施易男) リャオ・ホイヂェン(廖慧珍) チェン・ジンシン(陳進興)
監督・脚本:チェン・ユーシュン(陳玉勲)
プロデューサー:シュー・リーコン(徐立功)
撮影:リャオ・ベンロン(廖本榕)
原題:愛情来了 英題:Love Go Go
1997年/台湾/113分/ヴィスタ
提供・配給:オリオフィルムズ、竹書房

公式サイト:http://nettai-gogo.com/
コピーライト:(C)Central Pictures Corporation

第34回 金馬奨 最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞

『熱帯魚』『ラブ ゴーゴー』

ストーリー
一目見たら忘れられない超個性的なキャストたちが奏でる、絡みあった3つの恋模様

ケーキ職人の冴えないアラサ―男子、アシェン。アシェンのアパートに同居する食欲旺盛
なおデブちゃん、リリー。アシェンが小学生のときの初恋の君リーホァ、セールスには100%向かない内気な痴漢撃退グッズセールスマン、アソン。どこにでもいそうな、でもどこかヘンな若者たちが紡ぐ物語。

8月17日(土)より、 新宿 K’s cinema 他 全国順次 ロードショー!


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