『リング・ワンダリング』特報&ティザービジュアル&場面写真解禁!ワルシャワ国際映画祭コンペ部門正式出品も決定

リング・ワンダリング

笠松将が主演、阿部純子がヒロイン役を演じる『リング・ワンダリング』(2022年2月公開)の特報、ティザービジュアル、場面写真が解禁された。また、10月にポーランドで開催される第37回ワルシャワ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることも決定した。

漫画家を目指す草介は、絶滅したニホンオオカミを題材に漫画を描いているが、肝心のオオカミをうまく形にできず前に進めない。そんなある日、バイト先の工事現場で、逃げ出した犬を探す不思議な娘・ミドリと出会う。転倒しケガをしたミドリを、彼女の家族が営む写真館まで送り届けるが、そこはいつも見る東京の風景とは違っていた…。草介はミドリとその家族との出会いを通じて、その土地で過去に起きたことを知ることになる。本作で描かれるのは、東京の土地に眠る、忘れられた人々の想いがよみがえる幻想譚だ。

この度解禁された特報は、本作の金子雅和監督の手によるもの。雪の積もった土の上を歩く男の姿、涙をこぼす主人公・草介、動物の頭蓋骨、凛とした表情を見せるヒロインなど、本編中の印象的な場面が切り取られ、最後に「忘れないで、私の姿…」というヒロインの声で締めくくられ、幻想的な世界を想像させる。

ティザービジュアルは、筆書き風のタイトル文字とともに、劇中漫画の作画を担当する漫画家の森泉岳土が手掛けたイラストレーションがあしらわれ、描かれたニホンオオカミの頭の中に、草原でアルバムを眺める草介の姿が映し出され、新たなる金子ワールドを期待させる。
なお、ティザーチラシは渋谷シアター・イメージフォーラムほか都内映画館にて配布されている。

さらに、今回正式出品が決定した第37回ワルシャワ国際映画祭コンペティション部門は、同映画祭において最高賞を競う部門である。映画祭ディレクター、ステファン・ラウディン氏は本作を招待した理由について「物語に感動し、泣き笑いする時、私たちは映画の素晴らしさを感じます。また、映画を観ていると、私たちはある種の魔法の目撃者となることがあります。映画の魔法。それは素晴らしく、しかし稀にしかできない体験です。そして『リング・ワンダリング』には、その全てが備わっているのです」と語っている。

コンペティション部門グランプリのこれまでの受賞作は、2004年にアスガー・ファルハディ監督の『美しい都市(まち)』(日本劇場未公開)、2007年にディアオ・イーナン監督の『夜行列車』(日本未公開)、2010年にドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『灼熱の魂』、2013年にパヴェウ・パヴリコフスキ監督の『イーダ』など、現在、世界的に評価される監督たちの初期作品が多く受賞している。

リング・ワンダリング
リング・ワンダリング

作品タイトル:『リング・ワンダリング』
出演:笠松将
阿部純子 片岡礼子 品川徹 田中要次
安田顕 | 長谷川初範
監督:金子雅和
脚本:金子雅和 吉村元希
劇中漫画:森泉岳土 音楽:富山優子
撮影:古屋幸一 照明:吉川慎太郎 美術:部谷京子 録音:岩間翼 音響:黄永昌 VFX:高橋昂也
スタイリスト:チバヤスヒロ メイク:知野香那子 イメージボード:金子美由紀 助監督:土屋圭 制作主任:名倉愛 スチール:坂本貴光
アソシエイトプロデューサー:松井晶子 ラインプロデューサー:武石宏登 キャスティング:大松高
エグゼクティヴ・プロデューサー:松本光司 プロデューサー:塩月隆史 鴻池和彦 製作協力:中山豊 中田直美
製作:リング・ワンダリング製作委員会(Monkey Syndicate、ラフター、プロジェクト ドーン、cinepos、kinone)
2021年/日本/103分/カラー
配給:ムービー・アクト・プロジェクト 配給協力:ミカタ・エンタテインメント

公式サイト:ringwandering.com
公式Twitter:@ringwandering_
公式Facebook:@Ringwandering.movie
コピーライト:(c)2021 リング・ワンダリング製作委員会

2022年2月 渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国公開

 

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