第95回アカデミー賞で『私たちの声』主題歌「Applause」が歌曲賞にノミネート!出演した杏と呉美保監督が授賞式へ

私たちの声

『私たちの声(原題:Tell It Like A Woman)』の主題歌「Applause」が、第95回アカデミー賞歌曲賞にノミネートされたのを受け、その中の短編『私の一週間』に出演した杏と呉美保監督が授賞式へ出席することが決定し、コメントが到着した。なお、本作は2023年秋に日本公開される。

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『私たちの声』は女性のエンパワーメントが叫ばれる現代、世界の映画界で活躍する女性監督と女優が集結し、女性が主人公の物語を紡ぎ出した7つの短編から成るアンソロジー映画。

「映画、芸術、メディアを通して女性を勇気づける」をスローガンとして掲げる非営利映画製作会社<We Do It Together>の協力のもと、そのメンバーを中心に、企画意図に賛同した多くのキャスト&スタッフたちが世界中から集結。実際の出来事から着想を得たエピソードや、物語仕立てのフィクションまで、世界各地を舞台に感動的で力強い物語が描かれる。

各話の主人公たちは、強い決意と勇気をもって人生の難局に立ち向かい、より強く、より自己認識を高め、観る者へ称賛を贈るような7つの珠玉のヒューマンドラマに仕上がっている。

出演者は各国を代表する実力派女優が勢ぞろい。ジェニファー・ハドソン(『ドリーム・ガールズ』『リスペクト』)、カーラ・デルヴィーニュ(『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』『スーサイド・スクワッド』)をはじめ、エヴァ・ロンゴリア(「デスパレートな妻たち」)、マーシャ・ゲイ・ハーデン(『ポロック 2人だけのアトリエ』)、マルゲリータ・ブイ(『3つの鍵』)らが名を連ねる。

監督には、キャサリン・ハードウィック(『トワイライト~初恋~』)、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』や『ドリーム』で知られる女優タラジ・P・ヘンソンが参加している。

そして、「第95回アカデミー賞」の歌曲賞にノミネートを果たした主題歌「Applause」は、セリーヌ・ディオンやシェール、レディー・ガガなど名だたる歌手に多数の楽曲を提供したアメリカ音楽界のヒットメーカーで、2001年にソングライターの殿堂入りを果たしたダイアン・ウォーレンが作詞・作曲を務め、歌手・女優としてマルチに活躍するソフィア・カーソンが歌唱を担当。困難に立ち向かい奮闘する女性たちに、曲名どおり「拍手」を贈る力強い楽曲となっている。

また、2人はアカデミー賞授賞式内で生パフォーマンスすることも決定。今回の歌曲賞ノミネートで、これまでアカデミー賞に13回ノミネートされているダイアン・ウォーレンが、14回目のノミネートで初の受賞となるのか注目が集まる。

そして、7つの短編のうちの一つである『私の一週間』はWOWOWが製作・企画・プロデュース。主演をが務め、『そこのみにて光輝く』(14)が国内外で高い評価を受けた呉美保がメガホンをとり、育児に仕事に多忙な日々を送る2児の母親のある一週間を描く。

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なお、WOWOWでは3月13日(月)午前7:30(※日本時間)より授賞式の模様が生中継されるが、レッドカーペットからの中継には呉監督も出演予定。WOWOWの中継でレッドカーペットからのレポートを担当する予定の、番組スペシャルゲスト・中島健人(Sexy Zone)が2人にインタビューを行う。

「生中継!第95回アカデミー賞授賞式」はWOWOWで3月13日(月)(※日本時間)7:30から生中継・ライブ配信。番組案内役はジョン・カビラ宇垣美里が務め、スペシャルゲストに中島健人(Sexy Zone)、スタジオゲストに映画監督で演出家の大友啓史、映画評論家の町山智浩が出演。字幕版は同日22:00より放送・配信される。

コメント(敬称略)

■ 杏
何カ国ものチームが集まり、女性の物語を作るこのプロジェクトは、女性のみならず、女性を取り巻く人、つまり人間全員へのメッセージが込められていると思います。
性に対してさまざまな議論がされはじめた昨今。完全なる一つの答えというのはいつまでも出ないかもしれません。
ただ、考えるきっかけが増えている現状に、私たちは何かを変えたい、それに向かって行動したいと言う思いが世界中のそこここにあるのだと思います。作って発信し続けることに、意義を感じています。私は今回この映画に、呉美保監督と参加することができて、大変光栄に思っております。そして授賞式にも!日本での公開も決まり、これから楽しみがいっぱいです!

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■ 呉美保監督
2021年の春、鷲尾プロデューサーから今作のお話をいただきました。 第二子がまだ0歳、寝不足続きだった私は映画のことなど考える余裕はなかったものの、「女性の社会問題がテーマ」と書かれた企画書を目にし、使命のような高揚でいっぱいになりました。母になって7年、毎朝目覚めた瞬間から時間に追われ、あっという間に1日が終わります。こんな生活ではもう長編映画は作れないわ、そう思ってもいたので短編映画なら何とか頑張れるかもしれない、それ以上に世界で活躍する監督や俳優たちとの映画作りをしてみたくて、一気に脚本を書き上げました。主演には揺るがぬ佇まいが美しい杏さんに、多くを語らずとも理解し合える至福の撮影でした。そして、ようやく劇場公開が決まり喜んでいたら、米アカデミーの歌曲賞にノミネートと大吉報も。まさか授賞式に参加できるなんて、身に余る光栄です。杏さんの世界デビューを誰よりも至近距離で見られることが、今からとっても楽しみです。

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<We Do It Together (WDIT)>とは?
エンタメ業界における女性の地位向上を目的とした、映画、ドキュメンタリー、テレビなどのメディアコンテンツを制作するため、2015年に映画製作者のキアラ・ティレシによって設立された非営利団体。ペネロペ・クルス、スーザン・サランドン、ジェシカ・チャステイン、ジョディ・フォスター、ジュリエット・ビノシュ、ロビン・ライトほか多くの女優が団体の名誉諮問委員に名を連ねている。業界で男女が平等に働ける環境づくり、メディアや映画で描かれるステレオタイプな女性像を変えるため活動を続けている。

番組情報

「生中継!第95回アカデミー賞授賞式」
3月13日(月)(※日本時間)午前7:30~生放送・ライブ配信

【WOWOWプライム】【WOWOWオンデマンド】
字幕版は午後10:00~

【出演者】
案内役:ジョン・カビラ、宇垣美里
スペシャルゲスト:中島健人(Sexy Zone)
スタジオゲスト:大友啓史、町山智浩(映画評論家)
レッドカーペットリポーター:小西未来(映画ライター)
●番組オフィシャルサイト:https://www.wowow.co.jp/extra/academy/
●WOWOW 映画オフィシャル Twitter:@wowow_movie

作品タイトル:『私たちの声』 (原題:『Tell It Like A Woman』)
短編『私の一週間』
出演:杏
監督・脚本:呉美保(「きみはいい子」「そこのみにて光輝く」)
プロデューサー:鷲尾賀代(WOWOW)
配給:ショウゲート

2023年秋、新宿ピカデリーほか全国ロードショー

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