【レポート】『キャッツ』ジャパンプレミアにフランチェスカ・ヘイワード&トム・フーパー監督、日本語吹替えキャスト登壇!

キャッツ

全世界累計観客動員数8100万人、日本公演通算1万回を記録するなど、1981年のロンドン初演以来、今なお世界中で愛され続けるミュージカルの金字塔「キャッツ」。ノーベル文学賞の受賞経験をもつイギリスを代表する詩人、T・S・エリオットの詩集を元に、「オペラ座の怪人」などで知られるアンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲を手掛け、「レ・ミゼラブル」などで知られるキャメロン・マッキントッシュがプロデュースを手がけた奇跡の作品が、遂に実写映画化。2020年最大の注目作、映画『キャッツ』が1月24日(金)より日本公開となる。

日本含め世界で2カ国のみが許可された日本語吹替え版には、主人公ヴィクトリア役に女優の葵わかな、マンカストラップ役に俳優の山崎育三郎。グリザベラ役に歌手の高橋あず美、バストファージョーンズ役にお笑い芸人のロバート・秋山竜次、ミストフェリーズ役に俳優・歌手の森崎ウィン、スキンブルシャンクス役に俳優・ダンサーの大貫勇輔、ラム・タム・タガー役にOfficial髭男dism・藤原聡、そして、オールドデュトロノミー役に女優の大竹しのぶと、多彩なキャスト陣が参加。さらに蔦谷好位置が日本語吹替え版音楽プロデューサーを担当するなど、日本を代表する最高のキャストとクリエイター陣が参加している。

そしてこの度、本作の日本公開を記念して、主人公ヴィクトリアを演じた英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルダンサーのフランチェスカ・ヘイワードトム・フーパー監督が来日し、豪華なジャパンプレミアが開催された。葵わかな山崎育三郎高橋あず美秋山竜次大貫勇輔大竹しのぶ蔦谷好位置ら、極上の吹替え版キャスト陣に迎えられ、一夜限りの奇跡の対面を果たした。

映画『キャッツ』ジャパンプレミア 概要

日時:1月22日(水)
登壇者(敬称略):フランチェスカ・ヘイワード(ヴィクトリア役)、トム・フーパー(監督)、デブラ・ヘイワード(プロデューサー)
【日本語吹替えキャスト】葵わかな、山崎育三郎、高橋あず美、秋山竜次、大貫勇輔、大竹しのぶ、蔦谷好位置
会場:六本木ヒルズ アリーナ

会場の期待が高まる中、真っ赤なレッドカーペットに一番初めに到着したのは、若く純粋で臆病な白猫のヴィクトリア役の葵わかなと、猫たちのリーダーであり、ヴィクトリアを秘密の世界へ導くマンカストラップ役の山崎育三郎。ヴィクトリアのように純白のドレスを身にまとった葵と黒いロングコート姿の山崎が降り立つと、黄色い悲鳴が上がった。続いて、名曲「メモリー」を歌うグリザベラ役の高橋あず美はオレンジのドレッシーなパンツ姿、日本語吹替え版音楽プロデューサーの蔦谷好位置は黒いスーツ姿で登場した。そして、リッチでふとっちょな紳士猫、バストファージョーンズ役の秋山竜次、鉄道を愛し、働き者の猫スキンブルシャンクス役の大貫勇輔が到着。バストファージョーンズさながら黒いハットをかぶった秋山と蝶ネクタイ姿の大貫に歓声が上がると、早速ファンサービスをする姿も。“キャッツ”になりきってファンにサインをする姿に会場からは笑いが起こった。猫たちの偉大な長老であり、新しい人生を得る一匹の猫を選ぶオールドデュトロノミー役の大竹しのぶは青いドレスを身にまとって登場。オールドデュトロノミーのような存在感を感じさせる、美しい佇まいで魅了した。また、一緒に来日した本作のプロデューサーのデブラ・ヘイワードも登場。そして、ついにオリジナル版で主人公ヴィクトリア役を演じるフランチェスカ・ヘイワードが到着すると、その可愛さに「可愛い~!」の声が。最後に、ひと際大きな歓声と大きな拍手で迎えられたのは、トム・フーパー監督。各キャストはファンの呼びかけに応じ、サインや2ショットの写真を撮るなど、極寒の中にもかかわらず、長時間のファンサービスに応じた。

ステージ上で、フランチェスカさんは「何度も日本に来ているんですが、いつも温かく迎えてくれて…この作品を届けられて嬉しいです!」と喜びを語り、監督が「皆さん、こんばんは。トム・フーパーです。吹替え版は素晴らしい力作です!」と日本語の長文で挨拶すると、会場からは大きな拍手が巻き起こった。そして、「今回の来日で天皇陛下やたくさんのファンに会えて嬉しいです。」と笑顔をみせた。は「役者の方も、日本語吹替え版もハイレベルのキャストが集まっているので、ぜひ楽しんでほしいです。」、山崎は「僕の大好きなトム・フーパーの作品に携われて、本当に嬉しいです。」、高橋は「ジェニファー・ハドソンは18歳の頃から尊敬している人なので、その方の吹替えを担当できるなんて光栄です。」とコメント。秋山は監督と隣にいるプロデューサーへ入念に挨拶。そして、「とにかく猫たちにみてほしい。悔しいことにここには人間しかいない。」とジョークを交え、「難しかったけど、頑張ったのでぜひ本作を楽しんでほしいです。」と語った。大貫は「スキンブルシャンクスの曲は耳に残る愉快な曲なので、そんなキャラクターの吹替えを担当できて嬉しい。」、大竹は「吹替えするにあたって、ワンカット、ワンカットに尊敬の念を抱いて…少しでもその素晴らしさを皆さんに届けられるよう頑張りました。でも、オリジナルも素晴らしいので、両方観てほしいんですよね…」と戸惑いながら、「日本語吹替え版をみて、オリジナル版をみて、最後にまた日本語吹替え版を観てほしい!(笑)」と力強くアピール。蔦谷は「監督と同じで、幼少期に初めてみたミュージカルが“キャッツ”だった。こんな素晴らしいキャストと一緒に、この作品に関われてよかったです。日本語吹替え版キャストの皆さんは全身全霊で歌ってくれているので、本国の監督、キャストにも誇れる作品が完成したと思います!」と自信をみせた。

キャッツ

また、フランチェスカさんとワールドプレミアで初対面したは「今日こんなに盛大なイベントでお迎え出来てよかったです!」と再会を喜び、フランチェスカも「かわいくて、キレイなわかなさんとまた会えて嬉しい。皆さんと一緒にお祝いできて嬉しいです。」とコメント。監督と初対面した山崎は「“レ・ミゼラブル”の舞台ではずっとマリウス役をやっていたので、映画化した時は何度も観ました。そんな監督と直接お会いして、その思いも伝えられて、どさくさに紛れて写真も一緒に取らせていただいたので感無量です!」と喜びを語った。秋山は「監督は一番優しい目をしている。だからこんな素敵な作品が撮れたんだ…」とつぶやき、プロデューサーには「ゴージャス!レッツダンス!」と本国進出を狙っているようなアピールっぷりをみせた。また、日本語吹替え版のアフレコを終えて、高橋は「映画の中で大切な曲“メモリー”を歌っているんですが、オリジナルを聴いた時に、ジェニファー・ハドソンの歌は本当に素晴らしくて、ソウルもパワーもいろんな感情を与えてくれました。それを失わないように日本語にのせて歌えるよう頑張りました。」、大貫は「スキンブルシャンクスは踊りながら歌うシーンだったので、同じように踊って歌いました。アフレコが終わった時、寂しさを感じるくらい本当に楽しかったです。」とコメント。大竹は「ジュディ・デンチが好きで、彼女の深さを出すのが大変でした。彼女の演技を観て、頑張って吹替えさせていただいて…少し彼女に近づけたような気がしました。」、蔦谷は「非常に光栄であるとともに、プレッシャーがすごかった。監督の細部のこだわりを損なわないように、監督のメッセージを伝えられるよう、スタッフ一同頑張りました。」と明かした。それを受け、監督は「嬉しい気持ちでいっぱいです。日本は2つ目のホームのような場所なんです。こうやってミュージカルへ情熱を持っている方々に携わっていただけて嬉しい。バストファージョーンズに色目を使われるとは意外でしたが(笑)」と秋山のコメディアンぶりに笑いつつ、「ファミリーで楽しんでもらいたい。日本の素晴らしい方々ならこだわって吹替え版を作ってくれると確信していましたが、蔦谷さんの言葉に感動しました。日本語吹替え版へOK出したのは、最大限にかたちで“キャッツ”を届けたかったから。日本の多くの方に届いたらと願います。」と日本語吹替え版への特別な想いを語った。

楽しみにしている日本のファンに向けて、フランチェスカは「一見楽しいミュージカルですが、深いテーマやメッセージが込められている作品です。愛、救い、人生の再生など…たくさん詰まっているので、ぜひ注目してください!」、監督は「寒い中、集まっていただいてありがとうございます。素晴らしいパフォーマンスを通して、優しい心がもたらす変化を描いた作品です。」、は「いろんな方に愛されている作品。どんな年齢、性別でも、それぞれが受け取るものがあって、そこに正解はない。多くの人を受け入れてくれる作品なので、ぜひこの時代だからこそ観てほしいです。」と力強く語った。山崎は「この作品に関われて本当に幸せです。皆さん、トム・フーパーの魔法にかかってください!」、高橋は「映画でしか知ることができない“キャッツ”の魅力が詰まった作品。いろんな感情を楽しんでもらえたらと思います。」とコメント。そして、秋山はまたしてもプロデューサーにアピールしながら、監督、フランチェスカさん、プロデューサーの来日に関わる様々なご関係者を片っ端から並べ、「全世界の猫にありがとう」と締めくくり、会場から笑いを誘いました。大貫は「様々な分野のダンスが見れて素晴らしいです。ぜひ楽しんでもらいたいです!」、大竹は「監督にお会いして、こんなに素敵な作品を作れる理由がわかりました。観終わって劇場を出たら、人生って楽しい、頑張ろうって思ってもらえる作品」とコメント。最後に、蔦谷は「本当に日本語吹替え版は誇れる作品になりました。観終わって受け取った感情を多くの人に伝えて、何度でも劇場に足を運んでもらえたら嬉しいです。」とメッセージを贈った。

また、初の日本語吹替え版がお披露目となる上映前の舞台挨拶では、は「ついに皆さんに観てもらうんだと思うと、すごくドキドキします。私が注目して欲しいのはアンドリュー・ロイド=ウェバーとテイラー・スウィフトが書き下ろした“ビューティフル・ゴースト”という曲です。普段、あまり歌う機会がないのですが、この作品でたくさん歌って、スタッフの方と話し合って、一生懸命頑張りました。ジェリクルの世界観を楽しんでください!」と笑顔でコメント。山崎は「吹替え版制作のために新しい日本語に翻訳して、アフレコ時に自分も意見を言ったり、ディスカッションに交わったりすることができました。役者の方と同じように体を動かしながら収録することで、同じ気持ちで演じることができたと思います。」、高橋は「いろんな視点でそれぞれの感性で楽しんでもらいたいです!」、秋山は「猫にあわせた生活を2か月くらいしました。ボンネットの上で過ごしたり、空腹時は猫のおやつ食べたり…」と冗談を交えつつ、「とにかく頑張って一生懸命やりました!」と最後はしっかりとアピール。大貫は「不思議な感覚です。演じている方にあわせて吹替えするのは初めてで、良い体験をできました。僕たちの息遣いを感じてもらえたら嬉しいです。」、大竹は「優しい愛に溢れる監督の作品。これから初めて日本語吹替え版をご覧いただくのがちょっと怖いけど、楽しんでもらえたら嬉しいです。オリジナル版も観てください!」、蔦谷は「冒頭から最後まで監督の“キャッツ”への愛と情熱、こだわりが感じられる作品。それを忠実に再現して、いかに日本語で伝えるか頑張りました。」と熱くコメントした。そして、フランチェスカは「1年間みんなでベストを尽くしました。私が幼少期、このミュージカルにインスピレーションを受けたのと同じように、子供たちが観て大きな夢を持ってもらえたら嬉しいです。素晴らしい日本語吹替え版、特にわかなさんの“ビューティフル・ゴースト”が楽しみです!」とと目をあわせて笑顔を見せた。

最後に、監督はまたしても日本語で長文を読み上げ、「お楽しみください!」と挨拶。「今回は来日3回目ですが、その中で今回の来日は一番素晴らしい体験になりました。この作品のプロモーションは日本が最後ですが、ラストを飾るのに日本ほどふさわしい場所はない。日本の素晴らしいキャストの皆さんがどんなふうに命を吹き込んでいるのか、観るのが楽しみです!」と監督はそのまま観客と一緒に鑑賞し、キャストはそれぞれハグや挨拶をして別れを惜しみながらも、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

ストーリー
扉の向こうには、なにが待っているの――?
満月が輝く夜。若く臆病な白猫ヴィクトリアが迷い込んだのはロンドンの片隅のゴミ捨て場。
そこで出会ったのは個性豊かな“ジェリクルキャッツ”たち。ぐうたらな猫、ワイルドな猫、お金持ちでグルメな猫、勇敢な兄貴肌の猫、不思議な力を持つ長老猫・・・様々な出会いの中でヴィクトリアも自分らしい生き方を見つけていく。
そして今宵は新しい人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜。
一生に一度、一夜だけの特別な舞踏会の幕が開く。

極上の日本語吹替え版
日本語吹替え版音楽プロデューサー:蔦谷好位置
日本語吹替え版キャスト:葵わかな/山崎育三郎/高橋あず美/秋山竜次(ロバート)/森崎ウィン/大貫勇輔/藤原聡(Official髭男dism)/
山寺宏一/宝田明/浦嶋りんこ/RIRI/宮野真守/沢城みゆき/山路和弘/朴璐美 and 大竹しのぶ

作品タイトル:映画『キャッツ』
出演:ジェームズ・コーデン、ジュディ・デンチ、ジェイソン・デルーロ、イドリス・エルバ、ジェニファー・ハドソン、イアン・マッケラン、テイラー・スウィフト、レベル・ウィルソン、フランチェスカ・ヘイワードほか
監督:トム・フーパー(『英国王のスピーチ』『レ・ミゼラブル』『リリーのすべて』)
脚本:リー・ホール(『戦火の馬』『リトル・ダンサー』)、トム・フーパー
製作総指揮:アンドリュー・ロイド=ウェバー、アンジェラ・モリソン、ライザ・チェイシン、ジョー・バーン
原作・原案:T.S.エリオット、アンドリュー・ロイド=ウェバー
配給:東宝東和

公式HP:https://cats-movie.jp/
公式Twitter:@catsmovie_jp (#映画キャッツ)
公式Facebook:@catsmovie_jp
公式Instagram:catsmovie_jp
コピーライト:(c)2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.

2020年1月24日(金)一生に一度の体験を、スクリーンで。

 


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