【レポート】『ONODA』カンヌ国際映画祭で15分のスタンディングオベーション!戦後30年目に生還した旧陸軍少尉の実話

ONODA(原題)

国際共同製作映画『ONODA(原題)』(2021年秋全国公開)が第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でのオープニング作品として、現地時間7/7(水)にワールドプレミア上映が行われた。

本作は、実在の人物である小野田寛郎(おのだひろお)旧陸軍少尉が、太平洋戦争の終わりを迎えた後も任務解除の命令を受けられないまま、フィリピン・ルバング島にて約30年間の孤独な日々を過ごした実話を元に、彼が生き抜いた孤独と壮絶な日々を描いた人間ドラマ。

ドビッシーという約1000人を収容する上映会場前にはアルチュール・アラリ監督はじめ製作スタッフが華やかなレッドカーペットに登壇、日本からは森岡龍が、スケジュールの都合で現地入りできなかった主演の遠藤雄弥の顔写真をつけて参加した。

ONODA(原題)

本編は、ほぼ日本語でのセリフで、フランスで出版された小野田少尉の自伝「ONODA 30 ans seul en guerre(原題)」(Bernard Cendoron 著)を原案に映画化。日本人キャストは全てオーディションにより選考、カンボジアのジャングルで2018年12月から翌年2019年3月まで撮影。当時を彷彿とさせる緊張感あふれる壮絶なシーンの合間に、浮世離れした“小野田さん”の全てをさらけ出したシーンでは会場から笑い声も漏れるなど、単なる小野田という男の史実ではない、人間の生きる意味を問いかける作品に昇華されていた。

ONODA(原題)

上映終了後、約15分にも及ぶスタンディング・オベーションが続き、アルチュール・アラリ監督は感無量、作品としても賞レースの最有力候補作という呼び声高く、好評な上映スタートを切った。

ONODA(原題)

作品タイトル:『ONODA(原題)』
出演:遠藤雄弥 津田寛治
仲野太賀 松浦祐也 千葉哲也 カトウシンスケ 井之脇海 足立智充 吉岡睦雄 伊島空
森岡龍 諏訪敦彦 嶋田久作 イッセー尾形
監督:アルチュール・アラリ
制作:bathysphere productions
配給:エレファントハウス

公式サイト:https://onoda-movie.com
公式Twitter:@OfficialOnoda
公式Facebook:https://www.facebook.com/Onoda-108867798063624
コピーライト:(c)2021映画『ONODA』フィルム・パートナーズ(CHIPANGU、朝日新聞社、ロウタス)

2021年秋、全国公開

 

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