【レポート】『クライ・マッチョ』ブルーレイ&DVDリリース記念!芸人・水道橋博士&声優・多田野曜平がスペシャル対談

クライ・マッチョ

映画『クライ・マッチョ』のデジタル先行配信中、ブルーレイ&DVDリリースを記念して4月27日(水)にトークイベントが行われ、 イーストウッド作品が大好きという芸人・水道橋博士と本作でイーストウッド演じるマイクの吹替キャスト、声優・俳優の多田野曜平が登壇した。

半世紀以上にわたり第一線で活躍を続ける名優にして、『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度のアカデミー賞(R)に輝いたクリント・イーストウッド。監督デビューから50年、40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は、彼が監督・主演を務める新たなマスターピースだ。

クリント・イーストウッド作品の大ファンだという水道橋は、「(『クライ・マッチョ』を)公開後すぐに見に行きました。クリント・イーストウッドを参拝しに行っているようなもんです」と熱烈なファンぶりをアピール。本作で監督と主演を務めるイーストウッドについて、「監督・主演でいうと、映画史上最高齢ではないですか。完全に前人未踏のところをやってますので、クリント・イーストウッドの顔を拝めるだけでもありがたいという気持ちですね」と褒め称えた。

クライ・マッチョ

そんなイーストウッドが演じる元ロデオスターに加えて物語の中心となるのは、少年とその相棒の鶏。「動物と一緒に旅をするというのは、(チンパンジーが登場した)『ダーティファイター』のような感じだと思います。動物と子供に優しい、クリント・イーストウッド節がここでも炸裂しています」「ロデオのチャンピオンだったという設定も、『ブロンコ・ビリー』と重なる気がしますね」と過去作品を振り返りながら、本作との共通点を挙げた。

イーストウッドの印象について多田野は「個人的な感想を言えば、モテますよね(笑)確かにかっこいいけどね。すごいです。まだまだ現役です」とコメント。

また本作は少年とのロードムービーであることから、イーストウッドが運転する場面が多く描かれていることについて触れた水道橋は「免許を返上していないことも驚きですよね。91歳で運転してるってどういうこと!?」「(映画設定では年齢不詳だが)原作では39歳みたいです」と指摘。それに対し多田野は「はぁ!? え~!」とリアクションをし、驚きを隠せない様子だった。

加えて水道橋は「最初40年前に本作を映画化するという話があったときは、まだ自分には若すぎると断ったらしいです。一時この映画は、(アーノルド・)シュワルツェネッガーがやるはずだったそうですよ」と意外な裏話も披露した。

『運び屋』より全編でのイーストウッドの吹き替えを担当している多田野。これまでイーストウッドの吹き替えをしていた山田康雄の代役として、追加収録パートを担当していたが今や全編を務めるようになった。多田野は「恐れ多いですよね。断る勇気もない。山田さんならどうやるのかなと想像して、徹底的に近づけるようにしています」と山田へのリスペクトの気持ちを込めて仕事に向き合っているという。

クライ・マッチョ

かつての追加収録と全編収録の苦労の違いを聞かれると、「部分的にやるのも全部やるのも苦労は同じかな。ただ追加収録の際はイーストウッドが40代である『ダーティハリー』のころ。(今のイーストウッドの年齢での吹き替えは)山田さんがまだ踏み入っていないところなんですよ」「山田さんが吹き替えた、イーストウッドのヨレヨレのシーンを徹底的に参考にして想像しながらやっていますね」と過去作品を参考にして吹き替えに活かしていると語った。

実際に吹替版を観て水道橋は「全然気が付かないです。日本人のイメージのクリント・イーストウッドの声っていうのを絶対に変えてはいけないと思われているんだなと感じました」と感想を述べた。

最後に本作の見どころについて聞かれると、水道橋は「この人は何の映画を撮ったのか。どういう作品に出演したのか。そういうところを意識して欲しいと思います。本作は集大成なんです。イーストウッドの過去作品で、こんなシーンもあったなと脳裏をよぎりながら、思い出しながら老境を見る。だから共感できる作品なんだと思います」と熱く語った。

多田野は「イーストウッド節というか、それをヒントに作られた山田さん節というか、相手が子供だろうが動物だろうがウィットに富んだ会話を感じてもらいたいです」と作品をPRし、イベントを締めくくった。

映画『クライ・マッチョ』はブルーレイ&DVD発売中、レンタル中。デジタル配信中!

クライ・マッチョ

ストーリー
アメリカ、テキサス。ロデオ界のスターだったマイクは落馬事故以来、数々の試練を乗り越えながら、孤独な独り暮らしをおくっていた。そんなある日、元雇い主から、別れた妻に引き取られている十代の息子ラフォをメキシコから連れ戻してくれと依頼される。犯罪スレスレの誘拐の仕事。それでも、元雇い主に恩義があるマイクは引き受けた。男遊びに夢中な母に愛想をつかし、闘鶏用のニワトリとストリートで生きていたラフォはマイクとともに米国境への旅を始める。そんな彼らに迫るメキシコ警察や、ラフォの母が放った追手。先に進むべきか、留まるべきか?今、マイクは少年とともに、人生の岐路に立たされる――。

キャスト
マイク・マイロ:クリント・イーストウッド(多田野曜平)
ラフォ:エドゥアルド・ミネット(石橋陽彩)
マルタ:ナタリア・トラヴェン(滝沢ロコ)
ハワード・ポルク:ドワイト・ヨーカム(安原義人)
レタ:フェルナンダ・ウレホラ(佐古真弓)

スタッフ
監督・主演・製作:クリント・イーストウッド
原作:N・リチャード・ナッシュ「CRY MACHO」
脚本:ニック・シェンク、N・リチャード・ナッシュ
製作:アルバート・S・ルディ、ティム・ムーア、ジェシカ・マイヤー

商品情報

クライ・マッチョ

『クライ・マッチョ』 デジタルダウンロード販売中 デジタルレンタル中
ブルーレイ&DVD発売・レンタル中

■クライ・マッチョ <4K ULTRA HD&ブルーレイセット> (2枚組)価格:\6,980 (税込)
■クライ・マッチョ ブルーレイ&DVDセット (2枚組)価格:\4,980 (税込)
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント  
販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
(c) 2021 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved.

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