「連続ドラマW 華麗なる一族」万俵家キャストに吉岡里帆、松本穂香、要潤、美村里江、笹本玲奈、福本莉子が勢揃い!

万俵家・家族写真(山崎豊子に所縁のある志摩観光ホテルにて撮影)
(後列左から)吉岡里帆、要潤、美村里江、松本穂香、福本莉子、笹本玲奈
(前列左から)藤ヶ谷太輔、内田有紀、中井貴一、麻生祐未、向井理

2016年、WOWOW開局25周年記念として放送され話題となった、山崎豊子原作の「連続ドラマW 沈まぬ太陽」。そして2021年、開局30周年を迎えるWOWOWで、同じく山崎豊子の傑作小説を原作にした「連続ドラマW 華麗なる一族」が2021年4月18日(日)より放送スタートとなる。

大阪万博を間近に控えた日本の高度経済成長期、富と権力獲得の手段として、関西の政財界で閨閥(けいばつ)を張り巡らす阪神銀行の頭取・万俵大介を中心に、一族の繁栄と崩壊が描かれる。

脚本には、「連続ドラマW 沈まぬ太陽」など人物描写を丁寧に重ねていく幹の太いシナリオに定評のある前川洋一。監督は、映画『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』や数々の名作ドラマを手掛けた西浦正記

これまでに、主役・万俵大介役を中井貴一、その長男・鉄平役を向井理、次男・銀平役を藤ヶ谷太輔、大介の愛人・高須相子役を内田有紀、そして大介の妻・寧子役を麻生祐未が演じることが決定していた本作。この度、これまで発表されていなかった万俵家のキャストが解禁となった。

まずは、大介の三人娘。長女・美馬一子(みま・いちこ)役を美村里江が、次女・万俵二子(まんぴょう・つぎこ)役を松本穂香が、三女・万俵三子(まんぴょう・みつこ)役を福本莉子が演じる。

さらに、関西財界の重鎮の令嬢で銀平との縁談を受ける・安田万樹子(やすだ・まきこ)役を吉岡里帆が、元通産大臣の娘で鉄平の妻・万俵早苗(まんぴょう・さなえ)役を笹本玲奈が、そして大蔵省に勤める一子の夫の美馬中(みま・あたる)を要潤が演じる。彼らは万俵家に婿入り・嫁入りし、一族の実情を目の当たりにする。

現代を代表する豪華キャストによる華麗なる一族全員が出揃った。この6人もまた、阪神銀行を守るため、阪神銀行の更なる発展を遂げるために大介が企てた大胆な計画により、大介の野望の歯車となり、大きく運命を狂わせていく。そして、不気味で巨大な権力機構〈銀行〉の波に飲まれていく。

今回解禁となった出演者
(上段左から)要潤、吉岡里帆、美村里江、(下段左から)笹本玲奈、松本穂香、福本莉子

キャスト&コメント一覧

■安田万樹子(吉岡里帆)
関西財界の重鎮・大阪重工の安田太左衛門の次女。学生時代は二子(松本穂香)と同じ英文科出身で、派手な出で立ちが目立つ令嬢。銀平(藤ヶ谷太輔)が閨閥のために万樹子と見合いをすることになる。父の財力と社会的地位に絶対の信頼をおいており、少し世間知らずなところがある万樹子は、万俵家に何の疑問も持たず銀平に好奇の眼差しを向け、幸せな結婚生活を夢見て縁談はトントン拍子に進められる。だがある時、普段は活発で物怖じしない万樹子が恐れおののく万俵家の秘密を垣間見ることになり、一家の闇を知る。

視聴者の皆さまへメッセージ
山崎豊子さんの不朽の名作「華麗なる一族」に出演するということ。
手汗握る緊張感もありますが、脚本を読み進めていく手は素直で「早く続きを、どうして?それから?」と高揚感の方がうんと強く胸の高鳴りを感じました。
万俵家の一員として、このうねり続ける家族の画の中に私も真っ向から挑もうと思っています。
そして皆様には、この恐ろしく不気味な一族を安全な場所から覗き見て頂けたらなと思います。


■万俵二子(松本穂香)
万俵家の次女。控えめな姉の一子(美村里江)に比べ芯が強く自分の意見をしっかり言える気丈な性格。関西の実家に住んでいる。銀平が安田家と縁組をしたように、二子もまた、大介(中井貴一)、相子(内田有紀)により閨閥結婚を強引に進められる。だが、鉄平を通じて学生時代から顔見知りだった一之瀬四々彦と阪神特殊製鋼で再会し、大好きな鉄平のように好きなことに打ち込める情熱的な彼の性格に次第に惹かれていく。縁談を進められそうになるが、二子は意志を曲げず、四々彦と次第に距離を縮めていき、次第に大介や相子と対立していく。鉄平はじめ兄弟たちはあたたかく二子を見守っている。

視聴者の皆さまへメッセージ
「華麗なる一族」という、誰もが知っている作品に参加させて頂ける事は、身に余る思いではありますが、素晴らしい役者さん方から色んなものを吸収し、私らしい二子を演じられたらなと思っています。
二子という人は、自分自身の気持ちに正直で、時代の波に囚われない、強い女性です。
万俵家の中で交錯する愛情や憎しみ、絡み合う人間関係。そんな中でも二子は自分のあり方を忘れず、まっすぐに生きようともがきます。
いつの時代も、自分の心から目を逸らさず、自分自身の手で人生を選択していくことの大切さを、二子を通して感じています。
人間の底にある感情が包み隠さず描かれています。時に苦しい場面もあると思いますが、ぜひ「華麗なる一族」を、最後まで見届けて頂けたらと思います。


■美馬中(要潤)
大蔵省主計局次長。大介の長女・一子の夫。国家予算を司る主計局に在りながら、銀行行政を司る銀行局の動向をつかんでいる。経済的援助の見返りに、大介に大蔵省の情報を提供していた。金融界に再編成の波が押し寄せてきていることを、いち早く大介に伝えたのも美馬だ。エリート官僚らしい冷たさを漂わせ、少しも隙をみせない。表向きには大介に協力しているように見えるが、将来は大蔵次官と嘱目され、大蔵大臣のポストにも照準を定めており、自分の野心のためには、身内さえも欺きかねない。

視聴者の皆さまへメッセージ
この仕事を始めてからいつかは山崎先生原作のドラマに参加してみたいと、胸に秘め今日を迎えてきました。
個人的な話で恐縮ですが、本年を持って俳優人生20年(2021年1月で俳優デビュー20周年)という節目を迎え、このような身に余る大役を頂けることに大変身が引き締まる思いと共に、これまでの自分の芝居をようやく褒めてあげられるのかな、と思います。
俳優人生の一つの集大成として美馬中を演じていきたいと思っていますので、沢山の方にご覧いただけたら幸いです。


■美馬一子(美村里江)
万俵家の長女。三人姉妹の中ではいちばん母・寧子(麻生祐未)に似ており、清楚で控えめな性格をしている。
美馬中と強引に結婚させられた閨閥の犠牲者。普段は美馬と幼稚舎に通う息子の宏と東京に住んでいる。
ぴりついた家庭の中でも兄弟に和をもたらす穏和な存在で、情熱を燃やす兄・鉄平に尊敬の念を持ち、弟・妹たちに対して姉らしい優しさを与える。相子が強引に進める二子の縁組を心配しており、自分と同じように親の都合で結婚させられるのではなく、弟の銀平、妹の二子、三子(福本莉子)には幸せになってほしいと願っている。

視聴者の皆さまへメッセージ
改めて原作を拝読して、学生時代に読んだ時よりも深く味わうことが出来ました。
それぞれ人間の持つ欲や業、様々に歪んだ愛情はある時には滑稽でありつつ、哀しい。
「主張」の強弱で言えば弱い長女一子ですが、平坦ではない万俵家の暮らしの中で彼女の内面に染み付いたものはなんだったのか……。共演者の方々との各場面が楽しみです。
あの時代ならではの衣装・メイク、また男女観も含め、立体化を目指したいと思います。


■万俵早苗(笹本玲奈)
かつて通産大臣と国務大臣を歴任した大川一郎の娘で鉄平の妻。鉄平との間に小学生の息子・太郎がいる。
早苗もまた、閨閥の犠牲者であり、相子の存在を快く思っていない。大介と鉄平の冷めきった親子関係に疑問を持っている。夫の良き理解者で、良き母。どれほど苦しい状況でも、家族が離れてはいけない、と家族を第一に考え、鉄平に寄り添う。

視聴者の皆さまへメッセージ
『華麗なる一族』の一員としてこの作品に参加できとても嬉しく思っております。
小説もこれまでに映像化された作品も見させて頂いているので、一族に自分が入れる事が本当に幸せで、未だに不思議に感じるほどです。時代背景や山崎豊子さんの原作の世界観にしっかりと馴染めるよう、早苗役を大切に深めて参ります。


■万俵三子(福本莉子)
万俵家の三女。好奇心旺盛な学生。実家に住んでおり、二子と特に距離が近い。楽観的で、張り詰めた空気の晩餐でも、三子の声は活気にあふれている。相子を深刻な存在とはとらえておらず、自分たちの良縁探し役というからりとした割り切り方をしていて、まだ閨閥によって家族が崩壊しかねないことにまだ気づいていない。

視聴者の皆さまへメッセージ
50年の時を超えて受け継がれている名作の世界に参加し、錚々たる共演者の皆様と一緒にお芝居をできる機会を頂けたこと、本当に嬉しい気持ちと共に身が引き締まる思いでいっぱいです。
私がまだ生まれる前の日本、今まで見たことや感じたことのない時代。台本を読み、息もつかせない展開にとても衝撃を受けました。
豪華絢爛な高度経済成長期を感じさせる撮影セットや衣装、ヘアメイクに心躍らせながら撮影しています。
三子は万俵家の三女で、作中で唯一と言えるぐらい自由で何にも囚われていない純粋な女の子です。重厚な人間ドラマの中で、ポジティブな存在として明るく、そして何よりも楽しく華麗なる一族の一員としてこの時代を生きられたらなと思います。

連続ドラマW 華麗なる一族
山崎豊子『華麗なる一族』(新潮文庫刊)

ストーリー
高度経済成長期の日本。預金高10位にランクされる阪神銀行のオーナー頭取、万俵大介(中井貴一)は、銀行のほかにも多くの事業を手掛ける万俵コンツェルンの総帥だった。大介は長女・一子(美村里江)の夫である大蔵省のエリート官僚の美馬(要潤)から、都市銀行再編の動きを聞きつけ、生き残りを目指し大手銀行を吸収合併しようと画策する。
その一方で、万俵家には、大介の妻・寧子(麻生祐未)と阪神銀行と同じく万俵コンツェルンを支える柱の一つである阪神特殊製鋼の専務取締役の長男・鉄平(向井理)、阪神銀行に勤める次男・銀平(藤ヶ谷太輔)、次女・二子(松本穂香)、三女・三子(福本莉子)のほかに、長く同居する大介の愛人・相子(内田有紀)の存在があった。家庭内で大きな力を持ち、万俵家の閨閥づくりを推し進める相子の存在を鉄平たちは疎ましく思っていた。さらに鉄平は、悲願としていた高炉建設の融資をめぐって大介と対立し、2人は確執を深めていく。

作品タイトル:「連続ドラマW 華麗なる一族」
出演:中井貴一
向井理 藤ヶ谷太輔 吉岡里帆 松本穂香
要潤 美村里江 笹本玲奈 福本莉子
麻生祐未/内田有紀ほか
原作:山崎豊子「華麗なる一族」(新潮文庫刊)
脚本:前川洋一(「連続ドラマW 沈まぬ太陽」ほか)
監督:西浦正記(「コードブルー」シリーズほか)
池澤辰也(「WOWOW×東海テレビ共同製作連続ドラマ ミラー・ツインズ Season1&Season2」ほか)
音楽:得田真裕(「MIU404」ほか)
チーフプロデューサー:青木泰憲
プロデューサー:高江洲義貴 稲葉尚人 佐藤雅彦
制作協力:角川大映スタジオ
製作著作:WOWOW
公式サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/ichizoku/

4月18日(日)よりスタート(全12話)[第1話無料放送]
毎週日曜 夜10時より WOWOWプライムにて放送

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