『ボクたちはみんな大人になれなかった』読書の秋、原作本とあわせて楽しめる劇場公開映画作品をご紹介!

ボクたちはみんな大人になれなかった

主演に森山未來を迎え、幅広い年齢層に共感されベストセラーとなった燃え殻のデビュー作を映画化した『ボクたちはみんな大人になれなかった』が、11月5日(金)よりシネマート新宿他にてロードショー&NETFLIX全世界配信開始となる。

本作が公開される秋には、多くの話題作が劇場公開される。注目は、小説原作の映画作品。今回は、読書の秋にピッタリな原作小説作品×劇場公開映画を一挙ご紹介する本とあわせて映画を観て、作品の世界をさらに深く感じてみたい。

読書の秋、人気原作本の映像化多数!
読書とあわせて楽しめる劇場公開映画作品

★『かそけきサンカヨウ』10月15日公開
(2021年/今泉力哉監督)

かそけきサンカヨウ

人気作家の窪美澄が2014年に発表した短編集の中の一篇「かそけきサンカヨウ」の映画化を切望し、メガホンをとったのは『愛がなんだ』(2019)のヒット以降数々の良作を手がけ、その動向に注目が集まる今泉力哉監督。幼い頃に母と別れ、早くに大人にならざるを得なかった少女・陽の成長を、父や新しい家族との間に生まれる確執と交流、そして同級生・陸との“淡い恋愛感情”を交えつつ、やさしい物語として織り上げた。雨に濡れると花びらが半透明になるサンカヨウのように、誰かとかかわる中で時に傷付きながらも新たな自分を見出し、輝いていく。ささやかだけれど感情が動き、変化していく様を色合い豊かに伝える―そんな味わい深い映画が誕生した。

★『そしてバトンは渡された』10月29日公開
(2021年/前田哲監督)

そしてバトンは渡された

瀬尾まいこ著、2019年の本屋大賞受賞作「そして、バトンは渡された」が待望の映画化。主演は、原作の大ファンでもあり「この役は絶対に自分が演じたい!」と熱い想いを実現させた永野芽郁。共演は、2021年「父親にしたい俳優No.1」に選ばれた田中圭。血の繋がらない父娘という全く新しい親子像を感動的に演じ切る。“理想の女性”として常にその生き方が注目される石原さとみは、物語のキーパーソンとなるシングルマザーで初の母親役を演じる。さらに天才子役の稲垣来泉、実力派の市村正親や大森南朋、飛躍中の岡田健史、若手からベテランまで豪華キャストが集結した。そして『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の前田哲監督の確かな演出力によって、感動の小説は感動の映画へと導かれた。

★『草の響き』10月8日公開
(2021年/斎藤久志監督)

草の響き

原作者、佐藤泰志自身が自律神経失調症を患い、療法として始めたランニング経験をもとに書いた短編小説。1979年に発表された原作を現代に置き換え、光あふれる函館の風景のなかで映像化したのは、『空の瞳とカタツムリ』(18)『なにもこわいことはない』(13)の斎藤久志監督。どうしようもない孤独を抱えた人々の葛藤を静かな気迫で捉えた本作。何かを追い求めるように黙々と走り続ける男の姿を通して、死に引き寄せながらも懸命に生きようとする人間の生の輝きをまざまざと描きだす。数々の映画賞を受賞し話題を呼んだ『きみの鳥はうたえる』(18)に続き、佐藤泰志の小説、五度目の映画化であり、シネマアイリス企画・プロデュース作品としてもこれが五作目となる。

★『ボクたちはみんな大人になれなかった』11月5日公開
(2021年/森義仁監督)

ボクたちはみんな大人になれなかった

さまざまな世代の心を掴み、絶賛された燃え殻のデビュー作品『ボクたちはみんな大人になれなかった』。
ウェブ連載中からその「エモさ」が話題を呼び、2017年に書籍化されると瞬く間に大ベストセラーとなった半自伝的恋愛小説が、ついに映画化。観る者誰しもが、自分にとっての「あの時、あの場所、あの人」を思い出し、涙せずにはいられないシーンの数々が抒情的な映像で描かれる。主人公のボク=佐藤を演じるのは、『モテキ』、『怒り』、『アンダードッグ』などの映画はもちろん、ダンスや演劇の世界でも唯一無二の存在感を放つ森山未來。佐藤がずっと忘れられずにいる初めての恋人・かおり役には、映画・ドラマともに出演作が相次ぐ伊藤沙莉。独自の美学を持つ女性を瑞々しく演じ、観客の心にも鮮烈な印象を残す。他にも佐藤を取り巻く人物たちを、多彩な俳優陣が演じている。多くの今を生きる人すべてに贈る、2020年代恋愛青春映画の金字塔が誕生した。森義仁監督が長編映画初監督を務める。

小説で読んで原作のファンになった方は、映画を観てさらに作品の世界観に浸り、映画を観て心を動かされた方は、小説を読んで思いを馳せてほしい。どちらの世界も、堪能してみては。


イントロダクション
2016年に初版発行されて以来、世代を超えて共感の声が広まり続けている「ボクたちはみんな大人になれなかった」(新潮文庫刊)は、作家・燃え殻によるデビュー作。ウェブメディアの連載やSNS上で大きく話題を呼び、あいみょんを始め、糸井重里、小沢一敬、会田誠、吉岡里帆、EXITの兼近大樹といった様々なジャンルのクリエイターや著名人から絶賛されている。

誰もが感じる切なさや懐かしさが凝縮されたこの物語は、10代や20代からは時代を超えて感情に訴える「エモさ」で話題を呼び、30代や40代からは舞台となっている90年代を代表するミニシアター、渋谷の街、流行した音楽や映画のタイトルなど当時のカルチャーを懐かしみながら楽しめると様々な年代を魅了し続けている。若い世代から熱く支持されているシンガーソングライターのあいみょんは、共感のあまり原作の文庫本にエッセイを寄せている程だ。

ストーリー
あの時も、あの場所も、あの人も、すべてがいまの自分に繋がっている。

1995年、ボクは彼女と出会い、生まれて初めて頑張りたいと思った。「君は大丈夫だよ。おもしろいもん」。初めて出来た彼女の言葉に支えられがむしゃらに働いた日々。1999年、ノストラダムスの大予言に反して地球は滅亡せず、唯一の心の支えだった彼女はさよならも言わずに去っていった――。志した小説家にはなれず、ズルズルとテレビ業界の片隅で働き続けたボクにも、時間だけは等しく過ぎて行った。そして2020年。社会と折り合いをつけながら生きてきた46歳のボクは、いくつかのほろ苦い再会をきっかけに、二度と戻らない“あの頃”を思い出す……

作品タイトル:Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』
出演:森山未來 伊藤沙莉 東出昌大 SUMIRE 篠原篤 平岳大 片山萌美 高嶋政伸 ラサール石井・大島優子/萩原聖人
原作:燃え殻『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮文庫刊)
監督:森義仁
脚本:高田亮
2021/124分/カラー
配給:ビターズ・エンド

公式サイト:bokutachiha.jp
公式Twitter:@bmo_movie
公式Instagram:@bokutachiha_movie
コピーライト:(c)2021 C&I entertainment

11月5日(金)より、シネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかロードショー&NETFLIX全世界配信開始!

 

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