ベトナム人青年と日本人青年の日常と結婚式を追ったドキュメンタリー映画『ぼくと、彼と、』11/29より公開!※先行上映も

日本に暮らすベトナム難民2世と日本人、マイノリティのふたりの青年の日常と結婚式までを追ったドキュメンタリー映画『ぼくと、彼と、』が11/29より池袋HUMAXシネマズで劇場公開となる。
また公開に先駆け、8/26、8/30に「よこはま若葉町多文化映画祭」(横浜シネマ・ジャック&ベティ)にて先行上映が行われる。

本作は昨今話題のLGBTQ映画とは一線を画し、作品の中ではマイノリティ問題を強く訴求することは行われず、マイノリティであるが故に起こるであろう大きなドラマも事件も作品の中では描かれない。
そこに在る日々や友人たちとの関わりを淡々と描いた作品となっており、観る人は、「映画」という特別な物語を観る、という意識ではなく友人の生活を垣間見ているような感覚に陥るかもれない。LGBTQや社会的マイノリティを特別視せずに描いたドキュメンタリー作品となっている。

監督は四海兄弟が担当。劇場公開作品として、短編『今を憂う君も春になれば』がドキュメンタリー映画『夢こそは、あなたの生きる未来』と併映。今回が長編ドキュメンタリー初挑戦となる。
製作総指揮には、2014年に日米の宗教音楽を描いた『GOSPEL』(松永大司監督)、2018年にはミス日本コンテストを赤裸々に描いたドキュメンタリー『夢こそは、あなたの生きる未来』(小野篤史監督)をプロデュースした飯塚冬酒が務める。

ボイストレーナーとして活動する出演者・鳥山真翔の楽曲が挿入曲として使用されるほか、マスコーラスクワイアBe choirの長谷川雅洋が作詞・作曲した「LIFE」(キングレコード)など、映画テーマにマッチした音楽が多用されている。

四海兄弟監督コメント

個人的には、性的マイノリティが特別視されたり、LGBTQとひとくくりにされることに疑問がある。
人は、みなそれぞれの個性や背景をもって生きている。その個性をラベルで分類することは簡単だけれども、そこにあるのはラベリングする側の便利さだけ。
ラベリングされた側は、ひとくくりにされることを望んではいない。
今回、ご一緒したふたりの個性や生きている背景は人によっては、とても大変な問題に思えるかもしれないが、ふたりは当たり前に受け入れ、この日本で生活を送っている。
そんなふたりの問題や事件をことさら大きく取り上げることなく、普通に暮らしているふたりの姿を描きたかった

ストーリー
日本に暮らすベトナム難民二世の青年と介護の必要な母親を暮らす日本人青年。
ふたりが出会い、ともに人生を歩むことを決意する。
ふたりの前には、国籍、性別、家族など、さまざまな問題が・・・そしてふたりを応援する周囲の暖かい眼。
日本で暮らすマイノリティカップルの結婚式とその先に在るものは?
ふたりと、家族の物語。

作品タイトル:『ぼくと、彼と、』
監督:四海兄弟
製作総指揮:飯塚冬酒
撮影:長棟航平、野口高遠、松村慎也
出演:鳥山真翔、グェンリ アンコア、真翔の母
日本、75分、2019年
配給:ガチンコ・フィルム

公式サイト:http://g-film.net/meandhim/

・先行上映:8/26、8/30 よこはま若葉町多文化映画祭2019(横浜シネマ・ジャック&ベティ)
・劇場公開:11/29~ 池袋HUMAXシネマズ

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