【レポート】『ロマンスドール』舞台挨拶でnever young beachからのメッセージに高橋一生「直接言ってくれれば・・・」

ロマンスドール

ラブドール職人の男と、一目で恋に落ち結婚した妻の日々を描き、型破りな設定とセンセーショナルな展開が大きな話題と共感を呼んだ、タナダユキの小説「ロマンスドール」。発表から12年を経て、同小説が映画『ロマンスドール』としてタナダ自らが脚本・監督を務める形で実写化、全国にて公開中だ。そして2月10日(月)、映画の公開に感謝を込め公開御礼舞台挨拶が開催され、高橋一生タナダユキ監督が登壇した。

『ロマンスドール』公開御礼舞台挨拶 概要

登壇者(敬称略):高橋一生、タナダユキ監督
場所
:新宿バルト9

ラブドール職人・哲雄役の高橋「とても反響があると聞きまして、何かできることがあれば手伝います!と言ったら舞台挨拶をやることになり、急遽呼ばれちゃいました(笑)大勢の方が来てくれて嬉しいです!」とコメント。

公開から2週間経ち、役者仲間やスタッフの方から見たよと言われることが多いと話す高橋「今回は見たよと言われることが多いですね。その中には奥さんを連れていってよかった、旦那さんを連れていってよかったという方がいまして。嬉しいですね。」と周囲からの反響を明かした。SNSでも多くの感想が寄せられておりMCからその一部を紹介。泣けると話題になっている哲雄と蒼井優が演じる園子のラブシーンについて、【涙が止まらず塩分で顔面がヒリヒリした】と読み上げられると、高橋「顔をしっかり洗ってもらってね、真水で!」と、とぼけて笑いを誘った。また、役作りで体重を増やすためハンバーガーばかりを食べていたら唇がガサガサになってしまったと明かした高橋は、「色々リップクリームを試しても治らなくて。蒼井さんとのキスシーンもいたたたた、ってなってしまいました(笑)」と回想しながら、そんなキスシーンで泣いてもらえたことに感謝を伝えた。さらに「下町ロケット」ばりのお仕事映画と例えらていると聞くと、高橋「毛を植えるのが楽しくてしょうがないんですよ!」と声を大にして楽しげに話すと、タナダ監督「私も撮影に入る前にドールの工場で製作の練習をしたんです。自分でも器用な方だと思っているのですが、毛を植えるのは難しくて。でも(高橋さんは)撮影現場で初めてやったのに簡単にできてしまって。」と自身を上回る高橋の器用さに太鼓判を押した。

また、never young beachによる主題歌「やさしいままで」についても絶賛の感想が寄せられている本作。高橋「周りくどくない歌詞があって、シンプルなメロディーラインで、(心に)直球で来ましたね」とコメント。そんなnever young beachからお祝いの手紙が寄せられ、「そもそもが素敵な映画なので、曲が邪魔にならないよう、シンプルに、添加物無しのご飯、みたいなのものをイメージして作りました。この映画の一部になれたら嬉しいです。ありがとうございました。」とMCより読み上げられると、高橋「何言ってんの(笑)直接言ってくれればいいのに」とぼそり。バンドメンバー全員からのコメントと理解すると「皆さんからのコメントなんですね、失礼しました(笑)」と恐縮しながらもボーカルを務める安部との仲の良さを垣間見せた。タナダ監督「実は最初にデモが届いた時に作品に寄り過ぎていると感じたので、そんなに映画に寄せなくてもいいですよと伝えたんです。そしたら今度は2曲も作っていただいて。1曲は主題歌に使うとして、もう1曲は予想外なものだったんですけど、劇中で使ったらとてもいいんじゃないかと思い劇伴として使わせていただきました」と裏話を披露。

さらにTwitterで事前に集めた質問に答える企画に入り、「今後もし2人でお仕事されることがあるとすればどういった形で関わりたいと思いますか?」という質問に対して、タナダ監督「撮影中に『こういうことってできるの?』と聞くと『できますね』というやり取りを何度かしましたけど、本当に何でもできちゃうんです。皆さんどんな役がいいですかね、アンケートを取りたいです!」と高橋を困らせるような役を求め客席に投げかけるひと幕も。

イベント終盤では大ヒットの感謝を込めてプレゼント抽選会も実施された。劇中、浮気がばれて哲雄が園子に白状するシーンで使用されたペアマグカップを客席の中から当選した方へ高橋自ら渡すというスペシャル企画で、当選者が恥ずかしながらプレゼントを受け取りステージから席へ戻ろうとすると、「焦って割らないようにしてくださいね」高橋が優しく声をかけた。

ロマンスドール

 

ロマンスドール

最後にタナダ監督「見ていただいた方々から恋人なり旦那さんなど少しづつ口コミで広がっていったらいいな、と思っています。」と挨拶。続けて高橋「皆さんの心の中に好きなシーンが残ってくれたら嬉しいです。そして自分が好きな人を大事にしてください。当たり前にあると思っているものは何一つ当たり前ではないんです。失くして初めて気づくものだとこの映画をやってそう思うようになりました」と締めてイベントは大盛況のまま幕を閉じた。

never young beach コメント全文

映画について
「最後の哲雄の一言が大好きです。きたろうさんのファンです。」

主題歌について
「そもそもが素敵な映画なので、曲が邪魔にならないよう、シンプルに、添加物無しのご飯、みたいなのものをイメージして作りました。この映画の一部になれたら嬉しいです。ありがとうございました。」

ストーリー
変わらない日常の中で、どうして僕らは、変わってしまったんだろう。

美人で気立てのいい園子に一目惚れして結婚した哲雄が、彼女にずっと隠し続けている仕事、それはラブドール職人としてドールを作っていること。
平穏に過ぎていく日常の中、哲雄は仕事にのめり込み、恋焦がれて結婚したはずの園子とは次第にセックスレスになっていた。
いよいよ夫婦の危機かと思ったとき、園子はぽつりと胸の中に抱えていた秘密を打ち明けた。

作品タイトル:『ロマンスドール』
出演:高橋一生 蒼井優
浜野謙太 三浦透子 大倉孝ニ ピエール瀧
きたろう 渡辺えり
脚本・監督:タナダユキ
原作:タナダユキ「ロマンスドール」(KADOKAWA刊)
PG12
配給:KADOKAWA

公式サイト:romancedoll.jp
コピーライト:(c)2019「ロマンスドール」製作委員会

全国公開中!!

 


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