松雪泰子主演『甘いお酒でうがい』大九明子監督からコメント到着!「シソンヌじろうさんの言葉選びは驚くことばかり」

映画『甘いお酒でうがい』が、9月25日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル新宿ほかにて公開される。

1991年に女優デビュー以降、数々の映画やドラマなどに出演し、昨秋も「ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~」の主演を務めるなど活躍の域をますます広げる松雪泰子や、「凪のお暇」ほかで女性にも絶大な人気を誇る黒木華、『ホットギミック ガールミーツボーイ』や『青くて痛くて脆い』『妖怪人間ベラ』など出演作が続き、注目を集める若手個性派俳優の清水尋也、そして『勝手にふるえてろ』や『美人が婚活してみたら』などで人生を上手く渡り歩き切れていない女性を撮らせたら右に出る者がいない大九明子監督が結集。

原作は、お笑い芸人シソンヌじろうが、ネタの中で長年演じてきた代表的キャラクター“川嶋佳子”がもし日記を書いたら・・・と執筆された同名小説。数々のエピソードの中から、大九監督とじろうが選りすぐったものが映像化された。

ベテラン派遣社員として働く40代独身OLの川嶋佳子(松雪)のちょっぴり後ろ向きだけれどポジティブに生きている日々が、同僚の若林ちゃん(黒木)の後輩でふた回り年下の岡本くん(清水)と出会ったことで、大きな変化が訪れるストーリー。

「海外のように、この年代の女性が主人公の映画を日本でも作っていきたい。お母さんでも、奥さんでもない、大人の女性を主人公にした映画を撮りたいと思っていた」と語る大九明子監督から、この度、新たなコメントが到着した

甘いお酒でうがい

大九明子監督コメント

――『甘いお酒でうがい』の撮影に至った流れと、原作の印象を教えてください。
『美人が婚活してみたら』をきっかけにお声を改めてかけていただき、今回はじろうさんのオリジナルで作品をやろうかなということでスタートしました。企画としてじろうさんの小説『サムガールズ – あの子が故郷に帰るとき -』と『甘いお酒でうがい』の2つをいただいていましたが、小説として完璧に完成していた『甘いお酒でうがい』に決めました。なにより、その世界観に魅了されましたし、美しい日記文学だと思いました。読んでいる際に何度か涙しました。また、日本の映画で大人の女性が主人公になる作品は少ないので、撮ってくださいというリクエストをいただいていたこともあり、『甘いお酒でうがい』に決めました。

――じろうさんの原作・脚本について
じろうさんの言葉選びは驚くことばかりでした。切ないし、美しい言葉が溢れていました。脚本は全てじろうさんが3ヶ月かけてじっくり作ってくれて、ほぼ原作どおりです。作品を通して“なにもない”というのが良いと思いました。

甘いお酒でうがい

――役者を選んだ理由
佳子という役を演じることが想像つかない人にしようと思って、松雪さんにお願いしました。普段じろうさんがコントで主人公の佳子を演じているのを松雪さんは知っていましたが、映画ではコントの佳子に寄せることはなく、まったく別物として咀嚼してくださいました。実は松雪さんから“コントの映像資料をください”と言われていたのですが、じろうさんが止めていました(笑)。黒木さんは、じろうさんのファンだったと聞いています。彼女が会社で泣くシーンがあったのですが、観ている人の涙を誘うのに笑ってしまうような面白さがあって、それは印象的でした。清水さんは、若いけれど佳子さん(松雪さん)と一緒に並んだ時に空気をまとえる方だなと思いお願いしました。キスシーンも佳子さんを受け止めている感じがしました。

――佳子という役へのこだわりは?
恋愛に奔放な人だから、いろんなものを捨てながら自分のスタイルを確立している人なのかなと思っていました。人の目を気にするタイプではないと思っていたので、着ていて気持ちいいと感じる衣装にしました。インテリアも実家から持ってきて大事にしているものを置いて欲しくて、人生を感じさせるものを選びました。タイトルにもなっているお酒は、佳子が手に取りやすい場所に置くことにこだわりました。ちなみに佳子が飲んでいるお酒の中身はグラッパというデザート酒です。

甘いお酒でうがい

イントロダクション
松雪泰子、主演作!黒木華、清水尋也 共演!
『勝手にふるえてろ』『美人が婚活してみたら』の大九明子監督 最新作!
40代独身OL・川嶋佳子のちょっぴり後ろ向きだけどポジティブな517日の物語

1991年に女優デビュー以降、数々の映画やドラマなどに出演し、昨秋も「ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~」の主演を務めるなど活躍の域をますます広げる松雪泰子や、「凪のお暇」ほかで女性にも絶大な人気を誇る黒木華、『ホットギミック ガールミーツボーイ』ほかで唯一無二の存在感を放つ若手個性派俳優の清水尋也、そして『勝手にふるえてろ』や『美人が婚活してみたら』などで人生を上手く渡り歩き切れていない女性を撮らせたら右に出る者がいない大九明子監督が結集した本作。

原作は、2014年に第7回キングオブコントで王者に輝いたお笑い芸人・シソンヌじろうが、ネタの中で長年演じてきた代表的キャラクターである“川嶋佳子(かわしまよしこ)”がもし日記を書いたら・・・と執筆された同名小説「甘いお酒でうがい」。2015年の年末に出版されると、佳子が日記に綴る詩的な言葉の感性や、日記が持つ世界観、佳子と同僚の若林ちゃんの世代を超えた仲睦まじい関係に共感する感想で、ネット上をざわつかせた。

じろう本人「自分の中の女性が勝手に書いている」と公言するほど、日記の中のエピソードは女性が共感するものばかり。佳子はじろうであり、じろうは佳子である。一心同体となって書き綴られた数々の日記という形式のエピソードの中から、大九監督とじろうが選りすぐったものを、じろう自身が脚本を手掛け、大九監督が映像化した。

ちょっぴり後ろ向きだけれどポジティブに生きる、主人公の40代独身OL・川嶋佳子を演じるのは松雪泰子。強烈なキャラクターから子供を持つ母まで幅広い役柄を演じてきたベテラン女優の松雪が、平凡だけれど、切ないことも、そして嬉しいことも起きる日常の中に散りばめられている喜びに、そっと寄り添って生きる女性像を丁寧に演じている。

佳子にとって何気ない変わらない日常の中で、一番幸せな時間を一緒に過ごせる後輩の同僚・若林ちゃんを黒木華 。本作を観た女性は「若林ちゃんのような後輩、同僚が欲しい!」と切望するのは必至だ。

佳子の生活に大きな変化をもたらす、ふた回り年下の岡本くんを清水尋也が、フレッシュに、そして愛らしく演じている。最初オファーが来た時には、松雪の恋人役を演じることを知り恐縮したという清水だったが、「恋する気持ちに年齢は関係ない」と奮起したという。

『勝手にふるえてろ』で“釣りおじさん”として大きなインパクトを与えた古舘寛治や、前野朋哉渡辺大知らが、本作でもそれぞれのシーンで松雪とインパクトに満ちた共演を果たしている。

さらに、 レイザーラモンRGや、空気階段の鈴木もぐらも、本作では芸人としてではなく、役者として見事にその存在感を放つ。

「お母さんでも、奥さんでもない、大人の女性を主人公にした映画を撮りたいと思っていた」という大九監督の穏やかな優しい映像美と演出。そして、“川嶋佳子+若林ちゃん+岡本くん”の3人の行く末が気になる展開と結末は、観る人多くの心に、温かな幸せの時間をもたらすだろう。

ストーリー
これは私の日記。誰が読むわけでも、自分で読み返すわけでもない、ただの日記・・・

出版社で、ベテラン派遣社員として働く40代独身OLの川嶋佳子(松雪泰子)は、毎日日記をつけていた。自由気ままなお一人様な毎日は、撤去された自転車との再会を喜んだり、変化を追い求めて逆方向の電車に乗ったり、見知らぬ人と川辺で歌ったり、踏切の向こう側に思いを馳せたり、亡き母の面影を追い求めたり・・・。平凡そうでいて、ちょっとした感動や、何か発見がある日々。ちょっぴり後ろ向きだけれど、しっかりポジティブに生きている。

そんな佳子の一番の幸せは、佳子を慕ってくれる年下の同僚の若林ちゃん(黒木華)と過ごす時間。ランチはもちろん、お酒を飲んだり、カラオケに行ったり。自分の誕生日が「昨日だった」と言った時には、一緒に祝えなかったことを本気で怒られたが、年の差を超えた友情に心が熱くなり、絆の深まりを感じていた。佳子にとって若林ちゃんは、天使の生まれ変わりだと思えるほどの存在となっていた。

ある日、佳子の平穏な日々に大きな変化が訪れる。それは、若林ちゃんの後輩男子で、自分よりふた回り年下の岡本くん(清水尋也)との出会い。天使の存在の若林ちゃんは、恋のキューピッドとして、佳子と岡本くんとの恋の始まりを演出する。「白黒がちだった日常にちょっと色がついてきた気がする」と思い始める一方で、「なんとなくだけど答えは出ている気がする」と佳子は自問自答。鏡の前で何度も「素直に受け入れなさい」と自分に言い聞かせる佳子だが・・・

作品タイトル:『甘いお酒でうがい』
出演:松雪泰子
黒木華  清水尋也
古舘寛治 前野朋哉 渡辺大知 RG(レイザーラモン)
佐藤貢三 中原和宏 小磯勝弥 坂本慶介 鈴木もぐら(空気階段)
監督:大九明子
脚本:じろう(シソンヌ)
原作:川嶋佳子(シソンヌじろう)「甘いお酒でうがい」(KADOKAWA 刊)
音楽:髙野正樹
製作:藤原寛 エグゼクティブプロデューサー:坂本直彦 スーパーバイザー:黒井和男、古賀俊輔 企画:佐々木基
プロデューサー:高島里奈、大森氏勝、八尾香澄 共同プロデューサー:田中美幸 ライン・プロデューサー:本島章雄
撮影:中村夏葉 照明:渡辺大介 美術:秋元博 録音:小宮元 編集:米田博之 装飾:東克典、奈良崎雅則
衣裳:宮本茉莉 ヘアメイク:外丸愛 音響効果:渋谷圭介 助監督:成瀬朋一 制作担当:今井尚道
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
制作:吉本興業、テレビ朝日
映倫区分:G
2019/カラー/日本/107 分/アメリカンビスタ/5.1ch
製作・配給:吉本興業

公式サイト:https://amasake-ugai.official-movie.com
公式Twitter:https://twitter.com/AmaiOsakeDeUgai
コピーライト:(C)2019 吉本興業

9月25日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル新宿ほか全国ロードショー

 

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