【レポート】『明け方の若者たち』黒島結菜&松本花奈監督が、同世代女子ならではのトークを披露!公開直前舞台挨拶開催

明け方の若者たち

Twitterでの“妄想ツイート”が話題となり、フォロワー数14万人以上を誇るウェブライター、カツセマサヒコによる同名小説を映画化した『明け方の若者たち』(12月31日(金)公開)の公開直前舞台挨拶が開催され、黒島結菜・松本花奈監督が登壇した。

主人公の<僕>役を北村匠海、明大前の飲み会で<僕>が一目ぼれする<彼女>を演じるのは黒島結菜、新入社員の<僕>の同期で後に親友となる<尚人>役には井上祐貴。近くて遠い2010年代のリアリティ溢れる青春劇の映像化に挑戦するのは松本花奈監督。脚本は小寺和久。そして、主題歌をロックバンド・マカロニえんぴつが担当する。

『明け方の若者たち』公開直前舞台挨拶

日時:12月20日(日)18:00~18:30(30分)※本編上映前の舞台挨拶
会場:ニッショーホール(旧ヤクルトホール)
登壇者(敬称略):黒島結菜、松本花奈

はじめに松本監督が本作の映画化のきっかけについて「もともと原作の小説が発売されてすぐ読んで、小説の中に出てくる場所や音楽が自分の話のように感じられ、すごく映像が鮮明に浮かんで映画化したいと思いました」と話し、北村匠海演じる<僕>が明大前の飲み会で一目惚れする<彼女>役の黒島は自身の役柄について「下北沢だったり明大前が自分も遊びに行っていたり住んでいたような場所だったのでやってみたいと思いました。ただ、すごく魅力的な<彼女>だったので、自分に演じられるのか不安だったんですけど、楽しんで出来ればそれがきっと<彼女>の魅力として伝わるんじゃないのかなと思ったので、撮影はすごく楽しんで出来ました」と役作りを振り返る。

北村との撮影について黒島は「北村君とは3度目の共演だったんですけど、すごく居心地のいい空気を作ってくれて楽しい現場になりました!なにを話したかとかは全然思い出せないんですけど(笑)でもすごく忙しそうだったので、“ちゃんと食べられてるかな”“ちゃんと寝られてるかな”って、お母さんみたいな心配してましたね(笑)」と意外なエピソードを披露。<僕>の会社同期で親友の<尚人>を演じた井上祐貴については「井上くんもすごいナチュラル方で、ずっと現場に<尚人>がいるみたいな感覚でした」と話し、3人での共演シーンについても「三人でいる居酒屋のシーンとかも、本当に居酒屋でふたりが仲良く話してるんじゃないかと思わされるくらい自然な空気感でした」と述懐。

明け方の若者たち

同世代の監督との作品作りについて聞かれた黒島は「本当に楽しかったです。同世代の監督とこんながっつり作品を撮ることってなかったので、学生時代に戻ったかのような、やっていて自分も青春を感じられました。特に明け方に高円寺の駅を走るシーンがあるんですけど、本当に明け方に撮影して、部活みたいな感覚で楽しかったです」と答えた。

完成した作品を観た感想について黒島は「社会人になって色々ぶつかるものを、私自身あまり経験していなかったので、“社会人ってこんな感じなんだ”とか、社会人になってしばらく過ごして目の前のものと向き合って受け入れていきながら人って成長して、当時のことをちゃんと思い出をいい思い出として残っているっていうのがすごいいいなと思いました。そんなことを想いながら最後エンドロールが流れるとき主題歌が流れてその歌詞を聞いて“うわ!”って、最後の最後までそういう気持ちにさせてくれるんだって胸がぎゅーってなりました」と語った。

明け方の若者たち

そして、先日発表された原作と映画では描かれなかった「彼女」の背景を描いたアナザーストーリー「ある夜、彼女は明け方を想う」について、松本監督は「元々原作に入る予定だったけど入らなかった一章があって、本編を撮り終わってから撮ろうってなって撮り始めました」と制作のきっかけを明かし、黒島は「私は映画に入る前に<彼女>のことが書いてある章を見たとき、これをみんなと共有して、<彼女>のことをもっと知ってほしいなって思っていたので、こういうアナザーストーリーという形でみなさんに見てもらえることができてとても嬉しいです」と話した。重要な人物として作品に出演する若葉竜也との撮影については「若葉さんとは初めての共演だったんですけど、包容力がすごくて、本編をやっているときは<僕>の魅力と北村くんご自身の魅力を感じていたんですけど、若葉さんは真反対の人物で“そりゃ<彼女>は悩むわ!”と思いました(笑)」と話した。

学生を卒業して社会人になり、「僕」は「彼女」に恋をしてはまってしまい、それを“沼のような5年間”と表現されていることに掛け、実際に経験した「沼」について聞かれると、黒島は「BTS沼」、松本監督は「霜降り明星沼」とそれぞれ意外な沼を明かした。

最後に黒島は「この作品はただの青春映画ではなくて、それぞれがちゃんと悩んで、一人の人間として向き合ってぶつかって成長して、その時期を懐かしむような、どの世代の方が見ても感じられる部分があるんじゃないかなと思います。懐かしかったり憧れてみたり、色々な気持ちにさせてくれる映画だと思います」と、松本監督は「この映画に幸せな瞬間っていうのが沢山映っていて、見終わった時にみなさんの中にもあるだろう楽しかった思い出とかよかったなあっていう瞬間とかを思い出させる作品になったらいいなあと思います」と話しイベントは幕を閉じた。

ストーリー
「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」
その16文字から始まった、沼のような5年間。
明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った<彼女>に、一瞬で恋をした。
下北沢のスズナリで観た舞台、高円寺で一人暮らしを始めた日、フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり…。
世界が<彼女>で満たされる一方で、社会人になった<僕>は、”こんなハズじゃなかった人生”に打ちのめされていく。
息の詰まる会社、夢見た未来とは異なる現在。夜明けまで飲み明かした時間と親友と彼女だけが、救いだったあの頃。
でも、僕はわかっていた。
いつか、この時間に終わりが来ることを…。

作品タイトル:『明け方の若者たち』
出演:北村匠海
黒島結菜 井上祐貴
山中崇 楽駆 菅原健 高橋春織
三島ゆたか 岩本淳 境浩一朗 永島聖羅 木崎絹子 寺田ムロラン 田原イサヲ
わちみなみ 新田さちか 宮島はるか
佐津川愛美 高橋ひとみ / 濱田マリ
監督:松本花奈
脚本:小寺和久
原作:カツセマサヒコ「明け方の若者たち」(幻冬舎刊)
主題歌:マカロニえんぴつ「ハッピーエンドへの期待は」(TOY’S FACTORY)
制作プロダクション:ホリプロ
製作:「明け方の若者たち」製作委員会
R15+
配給:パルコ

公式サイト:akegata-movie.com
公式Twitter:@akewaka_info
公式Instagram:@akewaka_info
コピーライト:(C)カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会

12月31日(金)全国ロードショー

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