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カテゴリ:人生いろいろ

2014年11月10日(月) | 人生いろいろ

鳥は飛ばねばならぬ 人は生きねばならぬ

ブログの更新を休んでいる間、あたたかく見守って下さった皆様、ご心配のメッセージを下さった皆様、どうもありがとうございました。日本で、精神的、物理的に助けて下さった方々、本当に感謝です。お陰様で、諸々の手続きが落ち着き、気持にひとくぎりついたので、復帰させて頂きます。

 【夏からの出来事】

再建手術を終えて1週間前倒しで帰省し、母が入院する病院へ直行。その7日母が他界、葬儀に続いて、1ヶ月半の限られた滞在期間の中、母が住んでいたマンションを空にし、ハウスクリーニングを終えて、バタバタとシカゴに戻った。

こっちに戻ってからも、なにせ日本はなんでも印鑑証明の世界、住民票のない私は、いちいち領事館へ行き、係員の目の前でサインと拇印を押して、それが本物であるという証明(在留証明)をもらわねばならなかったりと落ち着かない日々を過ごしていた。

体調の方は元気で、来週、転移がないか検診に行ってくる。きっと、母が私のすべてのガンを持って逝ってくれたはずやから、大丈夫。

母がこの世にもういないなんて、未だ信じられない。「心配しなさんな。ガンっていわれたけど、手術してなおるから」と、元気に電話で言っていたのが6月の事。その時、既に末期の子宮がんやった。2ヶ月ごとの血液検査を8年もしていたのに、全く予想外の事やった。

地元では大きな総合病院がかかりつけだったにも関わらず、日本の医療に疑問を持たずにはおれない。何度も足腰が痛いと言っていたのに「お年ですからね・・・」で片付けられていた母。結局その足腰の痛みは、ガン転移で、それを発見してくれたのは、小さな整形外科医やった。高齢だからと医者に強気で言われても、ぜひセカンドオピニオン、サードオピニオンをもらいに行く事を強くお奨めしたいと思う。

「悲しみを引きずるよりは前向きに生きよ」と言うタイプの母だったので、怒りや悲しみのエネルギーは自分の未来への努力に変換することにした。あまりに急ではあったけど、母の人生という意味では、病気がどうなるのかという恐怖の時間も少なく、寸前まで元気で、お友達と仲良く過ごせた有意義で幸せな人生やったと思うから。

母は本当に花が好きな人やった。あいている土地があれば、そこらじゅう耕して花を植えていて、ご近所にも喜ばれていた。写真は母が植えたヒマワリ。 私と妹にとっては、世界で一番の母、強くて優しくて明るい、ヒマワリのような母やった。

【坂村真民】

持ち帰った母の遺品の中に、愛読書だった坂村真民の詩集が何冊かあった。仏教詩人の詩は、良い事を書いてあるんやろうけど、なんか説教くさいようなイメージで真剣に読んでみたことがなかった。でも、この頃、母の言葉のように感じられる。

特に母が好きだった詩、トイレの壁に貼っていた(笑)この詩に、勇気づけられる。

 

「 鳥は飛ばねばならぬ」


鳥は飛ばねばならぬ


人は生きねばならぬ


怒涛の海を
飛びゆく鳥のように


人も混沌の世を
生きねばならぬ


鳥は本能的に
暗黒を突破すれば


光明の島に着くことを
知っている


そのように人も


一寸先は
闇ではなく
光であることを
知らねばならぬ


新しい年を迎えた日の朝
わたしに与えられた命題


鳥は飛ばねばならぬ


人は生きねばならぬ

 

坂村真民

 

ガラにもなく、母の坂村真民日めくりを毎日めくっている私(笑)でも、正直、感動したり、元気づけられたりする。今日の詩は「幸せの帽子」心にしみる。

「幸せの帽子」

 すべての人が幸せを求めている


 しかし幸せというのもは
 そうやすやすと
 やってくるものではない


 時には不幸という
 帽子をかぶって
 やってくる


 だからみんな逃げてしまうが


 実はそれが幸せの
 正体だったりするのだ


 わたしも小さい時から
 不幸の帽子を
 いくつもかぶらせられたが


 今から思えば


 それがみんな
 ありがたい
 幸せの帽子であった


 それゆえ神仏の
 なさることを
 決して怨んだりしてはならぬ

紙袋やどかり

週の前半、めっちゃ寒いなあ~と思ってたら、週末はすっかり夏みたい。めっちゃ陽射しが強い。ちょっと近所のモールまでドナさんに連れて行ってもらってる間も熱中症になりそうやったから、思わず側にあったスタバでスムージー飲んだ(^^)気温が高いからめっちゃ美味しい♪

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ファーマーズ・マーケットがはじまった。

夏が来た!って感じで嬉しい。

これから毎週、何も買わなくても見て回るだけで楽しい。

野菜色々、アーミッシュの美味しいお菓子もある。

なんかすんごい元気なユリをみつけたので、スーパーでちょこっとお花を買い足して同系色でまとめてみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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紫陽花を見ると「神戸の花」やな~って思う。

トルコキキョウとあわせてみた。

安易やけど、同系色でまとめるのって、わりと好き。

色の構成を考えるのを怠慢してるとも言うけど(汗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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あんなに、あんなに、あんなに、テーブルの上はアカンっ!!って言うてるのに、上でぐちゃぐちゃにする。

しかも「紙袋やどかり」になってしまったニャ

 

 

 

 

  

 

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シッポ太っ!!

このシッポで時々顔をはたかれてしまう私(汗)

寝てたら、ニャンが、こっそり隣にきて毛づくろいを始めてそうなる。

鼻が痒い~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ==抗がん剤投与終了(3/20)から10週目==手術(4/23)後6週目==再建、拡張4回目==

今週はメモリアル・デーで月曜が休みやったから、体力的に少し楽で助かった。モリモリ食べてるし、めっちゃ元気。応援して下さる方に感謝。会社にう行き始めたから、体力温存に注意してる。

【工事中のオッパイ】

生理食塩水の注入4回目が終った。あいかわらず見た目は恐いけど痛くはない。「この姿、なんか笑えるよね~」なんて、胸に20cmぐらいの注射器をさされながら看護士さんと雑談するのも、あと一回ぐらい。来週はドクターに見てもらって、今後の方針を話し合う。ちょっと楽しみ(^^)

 

【足先が痒すぎる】

抗がん剤の影響であいかわらず黒くて汚い色の足の爪やけど、暑くなってきたから素足のまま過ごす事も多くなっていた。保湿もあまり気にしてへんかったら、突然痒くてたまらなくなった!こわかった~ とりあえずシャワーで足先を洗い、とにかく保湿クリームをぬりまくって靴下履いた。かなりマシになったわ(^^) 抗がん剤の副作用、恐るべし!!まだまだ気をぬいてはならぬ(汗)

 

【HAGEのその後】

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ヒヨコ状態の髪の毛は、ちょっとずつ増えながら延びてきてる。今は小坊主状態というか、モグラみたいというか、サングラスかけたら、怪しすぎるので、記念撮影(笑)あははは~

最近は気温が高くなったせいもあり、家ではこの状態のままの事も多くなった。ただ、髪がないと汗が額に流れるので、不便。

パトちゃんは、あいかわらず私の頭を触ってみては「気持いい♪」と言う変な人(笑) ハゲ比べをするアホな夫婦であった(汗)

 

 

 

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ハゲてる間、紫外線に気をつけねばアカンので帽子が必要。サングラスと合わせると、よけい怪しいな(笑)

おほほほほほ~

ズラはなんだか暑そうやし、風もきついので、吹き飛ぶのも恐くてつけてない(笑)

ぼちぼちやね。

3歳ニャ

朝晩の冷え込みはあいかわらず厳しくて摂氏では零下だったりするけど、昼間ぽかぽかという極端な気温差の日々が続く。ほんま、何を着て過ごせというの?って感じ。

とはいえ、春の足音が聞こえるというのは嬉しい。日本ではもう桜の季節。シカゴで桜に良く似た花が満開になるのは1ヶ月後ぐらいかなあ。

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3月28日はターディにゃんのお誕生日。

3歳になって、貫禄もついたニャ

腕が逞しい

(^^)

遅ればせながら日曜の今日は記念のおにぎり作った・・・と、いってもこれは私の自己満足であって、ターディにゃんが食べるわけじゃないねんけどね(笑)ごめんよ~

Happy Birthdayの歌はパトちゃんと歌ってあげた。ペットショップに行くのを今はひかえてるから、近所の店でネズミのおもちゃしか買ってあげれんかったけど、また今度ニャ

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===治療の話===抗がん剤投与終了(3/20)から1週目==手術準備===

お陰様で抗がん剤投与後の副作用は、関節痛でマッサージに行ったりはしたものの、大丈夫。指先が少し麻痺していて、爪が変色してたり、あいかわらずハゲてはいるけど、これはこの後回復すると言われている。

注意すべきは3ヶ月後ぐらいに現れるかもしれない心臓と肺への影響やけど、なるようにしかならんので、今から心配はしないようにしてる。

副作用は毎日Excelシートにまとめていて、一応今も続けている。

Symptom Memo.xlsx

抗がん剤副作用の準備におおいに参考にさせて頂いたサイトはいろいろあるんやけど、日本イーライリリーのホームページ、わかりやすかった。私に投与された抗がん剤ではないけど、Excelシートもジェムザールの物を応用させてもらった。

もちろん、アメリカのサイトを読むんやけど、日本語で確認したかったし、日本との治療の違い、とくに副作用対応に使われている薬の違いなど興味深かった。

→癌情報タウン

→Breast Cancer

まだ安心はできへんけど、とりあえず終って1週間、特に変わった事はないのでよかった(^^)

【いろんな出会い】

投与が終っても医師に会う為に同じ待合室を利用する。木曜日も免疫増強剤を注射してくれていた看護士さんに、左右のほっぺたにチューとハグされた(笑)いつも彼女の腕よりも先にお腹が当たり、跳ね返りそうになるけど、その瞬間ムギュ~ってされる(笑)お腹のバウンドは私のせいでもあるな(汗)

ガン友に会えなかったけど、また会う事もあるやろうな~

001pai.JPGボランティアの日系人医学生ナオミさんが、私のアポイントにあわせて、わざわざアップルパイを焼いて持ってきてくれた!トトロのTシャツまで頂いてしまい、めっちゃ感激。

お味ももちろん、めっちゃ美味しかった~

お忙しいのにパトちゃんと私と別々に丁寧なお手紙まで頂き、ほんまに頑張らねばっ!!って改めておもった。

研究者タイプの冷たい感じのドクターが多いこの病院でも、彼女のような医学生がいるというのに救われる思い。きっと患者の気持をわかろうとする、素晴らしい医師になられると思う(^^)

 【手術へ向けて】

Breast MRIとマンモグラムを撮った。マンモグラムはその場で結果を教えてくれるんやけど、そこで「なんじゃそら?」な事を言われた。以前はわからなかった新たな影が発見されたので、またバイオプシーが必要との事。

心の中やねんけども・・・「てめーっ!!今さら何ぬかす?ふざけんなっ!!ごぅりゃあ~っ!!」なんて、もんのすごいガラの悪い神戸弁、しかも巻き舌で思ってしまった!!(怒)・・・とはいえ、自分の身に起こった事で、しゃーないので、バイオプシーの予約をとった。

そのマンモグラムと同日に乳腺外科医のアポもとっていたので、とにかく詳細を聞いた。パトちゃんもびっくり!!このまま温存手術へ向かうものとばかり思っていたのに、そのバイオプシーの結果、そこもガンの場合は、場所的に温存手術はできないとの事。なっ、なんやって~っ!? 抗がん剤の奏効が順調やったのに、ガン恐るべし(汗)

【猫の不思議】  005otanjobi.JPG

また親バカな思い込みって笑われそうやけど、今から思えば、またここ最近、ターディにゃんが右胸を触ってきていた。

やっぱり何かわかるんやろうか、この仔は?

怒りであんまり寝付けすにいて、ふと腰付近の生暖かい感覚に気がついて見て見ると、ニャンがもたれかかっていた・・・その毛深い背中を見ていると気がぬけてしまい、暫くなでてるうちに、いつのまにか熟睡できた(笑)

  

【で、どうする私?】

衝撃の新事実を知らされた時は、めっちゃ温存手術こだわっててんけども、ターディにゃんのおかげで熟睡できた翌日は、全摘の方がいいかなあ?って考え始めるようになった。

当初、温存も全摘も効果は同じという説明やったから、できるだけ脇のリンパを残したかったので温存にしようと考えてた。脇のリンパを全部とってしまうと、重いものを持ったり、ターディにゃんにひっかかれたりした時にリンパ浮腫の心配が出てくる不便さがある。

んでも、温存手術ができたとしても、こんな調子で「また前はわからなかったところにガンがあったんです~」なんて言われた日にゃあ、どないなるねんっ???って想像したら恐ろし過ぎるから、ここはリンパをあきらめて、全摘の方がいいような気がしてきてる。

それにしてもなぁ~病院側の「めっちゃ切りたいねんっ!!同時再建したいねんっ!!」的な態度にびっくり!!まだバイオプシーもしてないのに、じゃんじゃん電話がかかってきて、あっという間に美容整形外科のアポイントと仮の手術日の予約を提案された。普段、いろんな予約をとろうとしても、めっちゃ愛想ないし、大変やのに、なんでそんなに積極的なん?アジア人の症例が欲しいとか、めっちゃ儲かるとかあるんやろか?(汗)なんて勘ぐってしまうやんか。

パトちゃんには、ほんまに申し訳ないけど、ここで間違いがあってはこわいので、そのへんのやりとりは、全部やってもらった。めっちゃ感謝。とりあえず美容整形外科の話は聞きに行く事にした。バイオプシーは、全摘するんやったら、針をさされて時間かかるんは無駄やから止めておこか~ でも一応調べるだけは調べてもらおっか?って考え中。

ここでセカンドオピニオンが欲しいところなんやけど、私の場合、立地条件的にも、過去の筋腫の手術あれこれの説明などの事を考えても他の病院を考えられないので、ここに任せるしかないと覚悟を決めた。まあこれも、私の運命でしょう~受け入れますよ~(^^)

病院が進める摘出手術と同時の乳房再建手術は、美容整形外科の説明を聞いてはみるけど、シリコンとかを胸に入れるっていうのもなあ~ もうオバハンやから、そのままにしとこっかなあ?とか右胸だけ垂れずに張りのある美胸(ウソ胸やけど)になってもなあ(笑)なんて考えたら、再建せずにそのままの方がいいような気もするねんなあ。どうだかねえ?10年ぐらい若かったら再建に向けてもっと前向きやったやろうけど、今は感染症の心配とかもない方がいいから、そのまんまで行こうっていう気も強いねんよなぁ~

こういう時、色々考えてもしょーがないので、成り行きに任せようと思う。ほんまに「神様の言うとおり」って感じやわ(汗)オバハンになるっていうのは、こういう時、根性がすわってていいのかも?(笑) ほんまに、あんまり考えても思うようにはならんのが病気ってもんやな(汗)

ぼちぼちやわ(^^)

豪雪!

2日に山ほど降った雪は一旦止んだものの、4日の夜からまた降り始め、今もしんしんと降り続けている。家から窓を見ると、めっちゃ白い!久しぶりに見る吹雪や~

気温マイナス28Cって事は体感温度はもっと低い。どうも30年ぶりの低気温になるかも?という予報で、月曜日は会社に行けるんやろうか?電車が定刻通り動くかどうかによるなあ~ 一応会社には、もしかして出社できないかもしれない事を金曜日に届けてはいるんやけどね。 なにせ今は風邪をひくと大変なので、用心してる。 既にドナさんが勤務している小学校では休校が決定したらしい。

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ターディにゃんは、雪がめずらしいのか、窓辺で置物のように固まっていたりする。

 

 

 

 

 

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で、体が冷えてくると、私の枕を占領する。

枕カバー取り替えてる途中やねんけどねぇ!って文句を言うと、

「あんまり細かい事は気にするニャ。ストレスは体に良くないニャ」みたいな態度。かなり居座ってて動かへん(笑)

 

  

 

004hatuwarai.JPGところで、糸井重里氏の「銀の言いまつがい」で「初笑い」できた。以前「金の言いまつがい」も読んだ事あるねんけど、これがまた笑える。

ご存知「ほぼ日刊イトイ新聞」によせられた数々のいい間違いが、いっぱいや~

ヒトミさん、どうもありがとうございました~

あと、日本では年末に放送やったと思うミュージック・ステーションをパトちゃんと見ていて大笑い・・・って、パトちゃんが変過ぎて私が大笑いしたっていう身内な笑いなんやけどね。

毎回AKB48の事を「いっぱい過ぎてわけわからん!」って文句を言うわりには真剣に見ていて、ついに「ふふふふ~ん、フォーチュン~クッキ~ エエイエイ~♪♪♪」とか歌いながら、あのクッキーだかオニギリだかをこねる振り付けをするではないかっ!(笑)おっちゃん、なんやかんや言いつつ、実は若いおねーちゃん好きなんちゃうのん?(^^)

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今日のおやつは、金沢銘菓、俵屋あめ。

さすが創業180余年の麦芽糖。口に入れた時のまろやかで上品な甘みがなんとも言われへん。

金沢の伝統ステキすぎる~

エリさん、どうもありがとう!

 

と、豪雪は気になるけど、家の中はなかなか楽しいのだった。この吹雪の中、雪かきを頑張ってくれているエンジニアさん達に感謝。明日は少しでも気温が高くなるといいなぁ~ せめて強風でない事を祈るわ。

 =====治療の話======抗がん剤 (AC療法)投与2回目後 休薬週=====

お陰様で元気に過ごせてる。どうも2回目は吐き気や頭痛が1回目よりもマシだったとはいうものの、日数的には、気分の良くない日が少し長引いたような気もする。単純にお正月休みで気がゆるんでたからかも?という気もするから、よくわからんけど。 とにかく今は頭もすっきりしてるので、大丈夫。次回3回目の投与は9日なので、体力をつけておかねば(^^)

【ほとんど脱毛】

脱毛はすっかり進んだんやけど、なぜか10%ぐらいというか、生まれたての赤ちゃんぐらいの髪の毛が残ってて笑える。これが抜け落ちるとややこしいし、見た目も不気味やから、さっさと落ちて欲しいねんけど、なんでか洗髪してもしっかり留まってる。不思議や~ 

バスルームでシャワーを浴びるとき、蒸気が大好きなターディにゃんが必ずやってくる。「見ぃ~た~なぁ~っ!」なんて脅かして遊ぼうとするも、めっちゃ冷静な目で見つめるニャン(汗)

「王様、申し訳ございません。ギャグがすべってしまいましたっ!」なんて謝罪したくなる。

「苦しゅうない。世が、ちゃんとハゲを隠せるように見届けてやるニャ」みたいな態度で笑わせてくれる(笑)

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とりあえず今は、薄いキルティングでできた保護用のキャップの上から、元々持っていたスカーフを巻いてみたり、フリースの帽子を被ったりしてる(^^)

新春やから、和風タオルをバンダナ風に巻いてみたりするのも楽しい。

私は髪の毛が多かったし、アメリカンサイズがいまいちわからんかったので、脱毛してみてから、保護用キャップでサイズを測ってみた。どうも標準でいけそうやから、ウィッグをネットで購入した。もうすぐ届くと思うから、楽しみ~

ウィッグは、サロンを紹介してもらったりもしたんやけど、もし本格的に使うのなら夏前やと思うから、今は通販のんを試そうと思う。なにせこの寒さの中、帽子を被っていても、なんら不自然ではない(笑)冬でよかった!

【便秘注意】

ヨーグルトを食べたり、ごぼう茶飲んだり、温野菜で繊維を確保する事で、今のところ便秘は大丈夫。でも、確かに便はめっちゃ硬くなるので、投与の日だけは便を軟化する軽い薬を飲むようにしてる。体験談などでも調べたんやけど、便秘になると吐き気が悪化するのはもちろんの事、深刻な痔痛に陥ってしまうらしい。う~ん痔主にはならないように気をつけねば(汗)

こんな時、ウォッシュレットを普及させて~っ!ってほんまに思うわ。しゃーないので赤ちゃんの「オシリ拭き」とベビーオイルで対応。なんというか、髪の毛も赤ちゃんみたいやし(笑)お母さんに優しくオシリをケアしてもらった時の赤ちゃんの気持がわかる気がする(^^) でもって、お母さんが細心の注意をはらって、赤ちゃんのオシリを世話してあげる気持も同時にわかる気がして妙な感じや(笑)

【災い転じてマシになる?】

痔の話のついでと言ってはなんやけど、私は生理の心配をしなくてよい事に救われてる。4年ほど前に子宮筋腫の為、子宮と卵巣を全摘していたから。年齢からして更年期にさしかかってて、それでなくてもややこしいのに、抗がん剤のインパクトを考えると、1つでも考える事が少なくなるのは、めっちゃ助かる。こうなってみると、乳ガンから転移しやすいと言われている卵巣ガンの心配もない。確かに、卵巣に転移しないなら、そのかわりにまた別な臓器への転移?という事もあるやろうけども、それはそれ!今心配してもしょーがない事は考えだすときりがなくなるので、考えへん事にしている。

今はとりあえず、過去の病気が災い転じて「福」とまでは行かないまでも、「マシ」にはなってると思えるので、それで私には十分やなぁ~ (^^) 人生、何が良いやら悪いやら~ 

2013年11月25日(月) | シカゴ紀行 | 治療の話 | 人生いろいろ | 猫な話

やっぱり、お芋やでっ!!

今日は、めっちゃいい天気で部屋の中から外を眺めているには、快適♪冬になると窓からの陽射しが美しい.....が、しかしっ!!外気は急激に冷え込んで摂氏でいえば、マイナス7度!今はもう10時を過ぎたので、早朝というわけでもないのに、この冷え込み~ セントラルヒーティングよ!ほんまにどうもありがとう。お陰様で、室内はポカポカで快適やわ。

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こっちのお芋さんはオレンジ色で、日本のサツマイモみたいに甘くないのが残念。でもちょっと手を加えると、なるほどお菓子にも、おかずにもいい感じ。

サンクスギビングも近い事やし、黒砂糖、パイナップル、オレンジ、白ワインで煮込んだ。

いけるっ!!いつものように自我自賛(笑)食べだしたら、もう止まらん♪

 

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ターディにゃんは、あいかわらず威張ってるんやけど、この日は機嫌よく写真を撮らせてくれた。

羽布団を出したので、お気に召した様子でよかったわ(笑)

なにせ恩猫様やからニャ(^^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちまちまと検査のための病院通いは面倒やけど、ミシガン通りを歩けるのは楽しい。ジョンハンコックセンターの形って、なんか好きやな。2つの角がかわいい。シカゴに来て間もない頃、ここから徒歩15分ぐらいの所に住んでた。遠くで見ると、シアーズタワー(改名後Willis Tower)と、このジョンハンコックセンターの見分けがつかへんかった私であった(汗)

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この日は、どんより曇ってたから、ビルのガラスの煌きがいまいちやったけど、それはそれで、趣があった。こういう空気も写真で表現できるだけの腕があればいいのになぁ~なんて思う。姉妹都市だけあって、大阪に似てるわ。

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先日、髪の毛を25cmぐらいバッサリ切ったら、おかげさまで、なかなか好評♪

みなさん褒めて下さるので、抵抗なく「実はね...」なんて話ができる。

打ち明けられた方達は、私が元気なんで、みなさんびっくりされるようで、ごめんなさいです。

写真のステキなお花は、お隣のオフィスの人達からのお見舞い。

そこは全員女性という事もあり「できそうな事があったら、何でも言ってよ!」との有難いご支援。廊下で挨拶とか、たまに立ち話ぐらいしかしたことのない人たちやのに、嬉しかった。

 いろんな方々に励まして頂いて、支えて頂いている事に幸せを感じる今日このごろ。本当にどうもありがとうございます。

このブログのノリというか、急に変わってしまうというのも、なんだかね~というのがあるのだけど、乳癌は女性にとって、とても関心の高い話題でもあるし、もしかして私のアメリカでの治療体験談が、何かのお役に立てるかも?というのも考えました。そういうわけで、ブログの前半は今まで通り、後半は治療の話を書かせていただこうかなぁ~なんて思います。読みたくない方は、後半は読まないで下さいまし。宜しくお願い致します。

=======治療の話=======

なんだかんだと検査ばっかりで、まだ治療開始日がはっきりわからない。来週はケモセラピー(抗がん剤による化学療法)の為の心臓エコー検査を受けるので、治療はサンクスギビング開け、多分12月のはじめからになる予定。こうなったら、サンクスギビングにご馳走食べるわ(笑)

なにがどんだけ時間かかってるかというと、9月はじめにニャンがシコリを見つけてくれて、私はすぐに病院に電話を入れ、マンモグラムの予約を取ろうとしたんやけど、「まずはドクターの検診を受けて下さい」ばっかりで「シコリ、見つけたんですよ!シコリ!!」って何回も言ったし、キャンセルでたら早くして!も頼んだけど、ドクターのアポは10月始め、「一ヵ月後かいっ!?」って感じ。そしてそこからマンモグラム、エコー、バイオプシー(生検)と進んだ。

過去に乳腺維腫の経験があったので、マンモなんてすっ飛ばして、いきなりバイオプシー(生検)に行ってもらいたい気がしたけど、そうもいかず(汗)

私の場合、まず、バイオプシー(生検)は2種類する事になった。Stereotactic Biopsy(定位生検)というのとUltrasound Guided Biopsy(エコー生検)というもの。

Stereotactic Biopsy(定位生検)は、かなり笑える!(いや、笑ってる場合じゃないけど)マッサージの時の顔の部分だけ穴をあけたベッドを思い浮かべてもらいたい。うつ伏せに寝て、ベッドの穴の中に、おっぱいを突っ込み(笑)マンモグラムを撮りながら腫瘍の組織を採取するというもの。画期的な器具やなぁ~なんて感心しつつ、ちょっと間抜けな姿(笑)

エコー生検は、名前そのまんま、エコーで腫瘍の場所をGuideしながら、というか、確認しながら組織を採るという方法。仰向けに寝た状態で撮るので、簡単。

どっちのバイオプシーも、ピストルみたいな器具でパンッと針を打ち込んで採取する。部分麻酔もするけど、痛くはない。ただ、内出血するので、後で見た目は紫色になり、ちょっと痛々しい(汗) この日は寝るときもブラをつけて胸を保護し、ばい菌予防の為、シャワーも駄目。翌日からシャワーはOKやけど、数日はお風呂は駄目。

翌々日に放射線科のドクターから電話が入った。なにやら専門用語いっぱい(汗)

ドクター「左はAtypicalで、右はInvasiveです。」

私:心の中で、なんじゃそら???「は?で、それは悪性って事ですか?」

ドクター「左はAtypicalで、右はInvasiveです。」

私:「だから、それはガンなんですか、なんなんですか?」

ドクター「左は大丈夫。右はガンです。乳腺外科のアポイント取って下さい」

私:「なっ!ちょっ!え!?はぁ~???私のガンのステージはいくつなんですか?」

ドクター「まだステージはわからないです。とにかく乳腺外科へ行って下さい」

いったいなんなんやぁ?良性の人の場合、この電話は大変有難いと思うけど、私みたいに悪性やった場合、こんな中途半端はないやん~(大汗)と、いう事で、すぐにパトちゃんに電話。

私「バイオプシーの結果がでてね。どうもガンやって」

パトちゃん:「なっ!ちょっ!え!?誰がそんな事言ってるん?はぁ?」

私:「放射線外科から電話あってんけど、とにかく今から電車乗るわ。帰ってからね」

と、いう感じで、私が電車に乗って帰り着く間に、パトちゃんにも、ちょっと落ち着いてもらおうかと(汗)

とにかく詳細もわからんのに、悲しくなってもしょーがないという事で(汗)2日後の乳腺外科のアポイントを待つことに。

英語やし、ガンの専門用語も難しいから、パトちゃんに付き添ってもらった。

左胸のAtypicalというのは、異常な組織があるものの「良性」で、これをもっている女性は多い。右胸のInvasiveというのは浸潤ガンという事でグレード3(ステージとは別)。ステージについては「まだわかりません」という説明。

最近の研究では、温存手術も全摘も効果が変わらず、手術の前でも後でもケモセラピー(抗がん剤科学療法)の効果は変わらないとの事。

と、いうわけで、ケモセラピーで先に腫瘍を小さくしてから、温存手術をして、放射線治療というのを目指す事になった。

温存手術に向けて、Breast MRIを撮った。これがまた笑える!いや笑っている場合じゃないねんけど、今度はベッドにヘルメットをはめ込んだような窪みが2つあり、そこへおっぱいを入れ、うつ伏せになった。そこからは普通のMRIと同じというか、「動かないで!」といわれたまま35分間耐え、音が煩いのなんのって!!終わった後に、ちょっと腰が筋肉痛になったけど(汗)30分もすれば回復した。

その後、「念のため」という事で今度はMRI Guided Biopsy(MRI生検)というのをした。これも名前そのまんまMRIをしながら生検をするという機械。ここまでくると、「やっぱり穴あいてて、おっぱい突っ込むんかなあ?(笑)」なんて期待してしまった。そう、その通り~ この機械は日本には、まだあまり導入されていないらしい。今回のバイオプシー(生検)は、前回とは違って、なにやらジュルジュルチュチューッみたいな音がした(汗)組織を吸引していたらしい(汗) 音は気持悪かったけど、前回同様痛くなかったのでよかった。人によっては痛い事もあるらしいので、助かった事に感謝。

乳腺外科とは別にオンコロジスト(腫瘍学)のドクターの診察も受けた。今後ケモセラピーは、この先生から治療を受ける。この先生の薦めで、遺伝学のドクターのところへも行ってきた。

予想した通り、言ってみれば、アンジェリーナ・ジョリーみたいに、予防的手術をするかどうかという話。遺伝的な情報を抗がん剤治療に活かしてくれるのならと思って話を聞きにいったけど、手術にのみ活かされるという事やったので、私の場合は詳細を調べてもらう意味があまりないかなと思い、止める事にした。家系図的な分析でいうと、ガンの家系ではないらしいという事やし、私には子供もいないし、予防の為に手術はしないと思うから。

と、こんな風に、検査は検査、結果は結果、外科は外科、オンコロジー(腫瘍学)はオンコロジー、遺伝学は、遺伝学.....といろんなアポイントがあって、ややこしい。よく言えば「医療チーム」なんやけど、めっちゃ時間かかってる(汗)

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そんな落ち着かない日々の中、母と妹から届いた「お祓いGoods」あれこれ~

毎年、元旦には初詣に行っていた「楠公さん(湊川神社)」でお祓いをしてきてくれた。

「撤下(おさがり)」と書かれた箱の中身はお札、福米、福塩、福寿箸、お守り、かつお、瓦せんべい(^^)

 

 

 

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厄除けで有名な多井畑厄神で貰い受けてくれた猫目石(キャッツアイ)のブレスレットに、甥っ子が行ってくれた門戸厄神のお守り。

パトちゃんはカトリックやし、家中、いろんなお守りだらけ~

一つの神様にしないとアカンのじゃあ?とか非科学的というのはさておき、こうして私の事を思ってくれる人がいるというのが有難い。これだけで、かなり強くなれる。ほんまに、どうもありがとう~

心配かけて、ごめんなさい。

2013年11月16日(土) | 治療の話 | 人生いろいろ | 猫な話

恩猫

めっちゃ寒い!さむい~って思ってたら、ついに月曜は初雪が。今日は今日で、竜巻をともなう大嵐接近中!この季節になんで???という不思議天気が続く。

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葉っぱが落ちたあとに残った赤い実、一足早いお正月みたい(^^)ちょっと枝を折って生け花にしてみたい衝動にかられるねんけど、公共の木やからアカンわ(汗) 自然のまんま美しさを楽しむべきっていうのもあるしね。葉牡丹も近くに植えられてるから、お正月生け花には完璧なんやけどね~  017akaimi.JPG

 日没時間が早まり、夕方4時ごろには夕闇~ それはそれで味のある夜景の街シカゴ。トウモロコシの芯と言われているマリーナシティ(住宅、駐車場)を通りがかりに、ちょっと撮影。

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 Willis Tower(名称変更前のシアーズタワー)は、夜見ると、よりいっそう偉そうな感じが好き。

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久しぶりにマクドに行ったら、シカゴ・ベアーズ応援紙袋やった。

アメフトの季節やな~

なんというか、熊やのに、鼻がブタみたいや(笑)鼻息荒い強そうな感じは出てるけど(汗)

 こういう絵を見ると、思わず絵の中の鼻の穴に人差し指と中指をつっこみたくなる!

  

 

 

 

 

  

 

 先週作ったクランベリーソースで不思議な焼き菓子ができた!

実はスコーンを焼こうとして、ベーキングパウダーがちょっと足りない事に気がつき、ベーキングソーダを混ぜてみた(笑)

 スコーンとマフィンの間のような食感のお菓子が誕生!(笑)

偶然の賜物というか、なかなか美味しくて出来、パトちゃんは「スコーンクッキー」なんて言いながら食べ続けている

(^^) 

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新しいフランネルのシーツの上で、私の場所を占領して寝るターディにゃん。

ぱっと見て、どこが顔かわからん(笑)でもよく見ると、口がたまらなく可愛いと思う親バカな私(笑)

実はこの自分の事だけを考えてるニャンに命を救われた私であった(汗)

 

 

ニャンは甘えん坊で、私のお腹や胸を枕にしてねたり、贅肉をプニプニつついたりするのが大好き。9月のはじめごろ、いつものように私の胸をつついていたニャン、なんか右胸を執拗に触りだした。そこでなんかシコリに気がついた。そしてそれは乳癌やった!!!ターディにゃん、教えてくれて(?)どうもありがとう~(大汗)

現在、まだ詳細検査中なんやけど、4ヶ月ケモセラピー(抗がん剤治療)の後、年明けに温存手術をし、放射線治療という流れになる予定。最近の研究では、温存も全摘も効果にあまり差がないらしい。術前、術後のケモセラピーも、どっちでも効果に差はないとの事なので、(一応、それぞれのリスクは考えたけど)術前のケモの予定。

まだいつからケモが始まるかはわかないけど、取り急ぎ副作用の脱毛を考えてベリーショートにしてみた。あんまり体験談などを読むと恐いけど、準備をしていて軽減できるものはしておこうという感じ。髪の毛よりも、爪が剥がれるなどの方が痛そうで私はイヤやな~ (汗)

とはいえ、こういう機会にしか「被り物」はできないので、カツラなんかを研究中!なかなか興味深かったりする。

8年前、パトちゃんと結婚に向けて話し合いをしている頃、乳腺維腫(良性)の摘出手術をしたのを思いだす。30分ぐらいの日帰り手術で、全く後も残ってない。

腫瘍が良性か悪性かの検査結果が出るという日、パトちゃんが「きっと大丈夫!大丈夫じゃなくても、結婚しようね」というメッセージ入りの花束を届けてくれた。アメリカから手配してくれてんなぁ~っていうのが嬉しくて、「やっぱりシカゴに行こう!」って決めたんやったわ。神戸が大好きで家族にも友人にも恵まれている私、「シカゴ寒そう~アメリカあんまり好きじゃない~」っていうので迷いがあったんやけどね(汗)

 あの時の腫瘍が悪性やったら、私はすぐに治療を始めなければならなかったわけで、きっと日本を離れる勇気も出なかったから、パトちゃんとの結婚は無理やったと思う。きっとこういうのも「ご縁」って言うのだろうか?「8年間の猶予を授けよう!シカゴでパトちゃんに嫁ぐがよい~」みたいな感じかな?なんて感謝の思いでいっぱい。

あんまり「頑張るっ!!」っていうキャラじゃない私なので(汗)、「流れにお任せ」という感じやけど、いろいろ考えてもしゃーないので、ゆるゆる過ごそうとしてる。

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甥っ子が私の為に描いてくれた応援画(^^)

なごむわ~

ブログも、今までどおり書いて行こうを思いますので、みなさん、どうぞ宜しくお願いします。

急に、こんな話を書いてしまって、申し訳ございませんでした。

2011年5月 2日(月) | 人生いろいろ | 猫な話

ちょっとした事の積み重ね

この間までツボミだったマグノリアは「わた飴」みたいに満開になった。がっしりと咲いていて、見ているだけで元気になれる。                                                                                                                                                                                                                                    

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離れてみると、めっちゃふわふわ~

 

 

 

 

 

 

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近くで見ると、なんと力強い・・・というか、めっちゃ花びらがでっかい! 

 

 

 

 

 

 

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これは食材を適当に切ってお皿に、めちゃくちゃに盛っただけやねんけど、パトちゃんが作ってくれたサラダ。

写真に撮るほどのもんでもないねんけど、

「パトサラダ」と名づけよう・・・なんてね。

 

 

ちょっと書かせてほしい我が家のよもやま話・・・

木曜日の晩、TVの前をぼーっと横切ろうとしたら、パトちゃんに、ものすごい勢いで押されて、足の親指をベットの角でぶつけた!一瞬の出来事で、何がなんやら???どうも私がTV画面をさえぎっていて、パトちゃんがずーっと身構えていたスポーツ情報が見えなかったらしい。

パトちゃん「大丈夫やった?ごめん」と私に言うも、めっちゃ機嫌悪くて興奮気味。その後黙りこんでしまった!私はというと、スポーツ情報にそんなにムキになるパトちゃんが理解できずに、ムッとしてしまい、そのままいつものようにパソコンに向かってメールチェック。

それから10分ぐらい気まずかったんやけど、お気に入りの番組「The Office」がはじまるしと思い、「ごめんねって言ってくれる?私も謝るから」と言ってみた。パトちゃん「もう謝ったし」と言い、なんか頑固!「んなろーっ!せっかく仲直りしよーとしとるのに~」と思いつつ、なんとなくTheOfficeを見て、お互い表面的には機嫌がなおった。でもなんとなく、すっきりはせん!なんなんやろ?この喧嘩とも言われへん中途半端で不完全燃焼なんは? うーん、こういうしょーもない事の積み重ねで、夫婦の溝って深まっていくんやろうなあ~なんて思った。                                                   

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翌日金曜日、会社から帰ると、写真の、でっかい花束をかかえて「Thank you very much for being my good wife!」とパトちゃんが言った。

なんか、パトちゃんも、ちゃんと謝れていない事を、もんもんと気にしててんなあと思うとおかしくなって「それって、ごめんなさい花束?」と聞くと、パトちゃん、照れたように笑った。

私の妹には今年大学生になる息子がいるというのに、私達は晩婚やし、夫婦としてまだまだやなあって思った。

考えてみれば、独身の時には偉そうに、母に向かって「今、ドラマいいとこやねんから、静かにしとって!」と言い、母の話をさえぎったりしとったなあ~おかあさん、今更やけど、ごめんなさい。

きっと、私もパトちゃんも、独身生活がめっちゃ長かったから、お互いまだまだ「個人」を優先しすぎるようなところがあるんやなと改めて反省。花束は確かにめっちゃ嬉しかったけど、花束がなくても、もっと自然に仲直りができるようになりたいなあって思った。

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ええ年とって、しょーもない事で気まずくなったらダメにゃ~

とでも言うように?グレムにゃんがパトちゃんの足の間にはさまりながら私を見る。

はいはい、お猫様、わかりましたよ~

 

2009年2月17日(火) | 人生いろいろ

ちょっとしたウキウキを有難く思う

今日はプレジデント・デーで会社はお休み・・・といってもNational Holidayではないのでパトちゃんは出勤。昼間の一人自由時間 お~ほほほほほ~っ 感じで、なんかうれしい。しっかりそれを見破られてしまい、「ほんなら、今日は一人の時間を楽しんでな~(関西弁風和訳)」と、出掛けのパトちゃんに言われてしまった(笑)←これこれ、これやな!亭主元気で留守がいい~ぐふふっ

・・・とは言え今日は別に特別な事をする予定は立てておらず、前から見ようと思っていたDVD「薔薇のない花屋」を見てダラダラしている。でもなんだか、うれしい孤独・・・結婚する前はこういうウキウキはなかった ← 結婚前は、暇だとリラックスできて嬉しい反面、なんか空虚やってんよね~なにせ39歳まで独身やったから・・・

 14日はバレンタイン・デーだったので、朝起きてふとテーブルを見るとベルギーチョコのかわいい箱が置いてあった。日本でも「逆チョコ」が流行りだしたみたいやけど、アメリカでは男性から女性へのプレゼントの方が一般的。

添えてあったカードはネズミのイラスト入りのRecipes of Love...still cooking!

A SIZZLIN' ROMANCE

Combine

2c. Sweet love

1c. Spicy hot passion

1/2c. Zesty humor

Sprinkle of cinnamon(oprional)

a Pinch mild conflict

Heat till steamy!

Top with dash of flirtation and serve hot!

パトちゃんはいつも、おちゃめなカードをくれる・・・これがウキウキ!  IMG_1769.JPG

 

私も気持ちだけなにかあげたいなあと思い、パトちゃんが大好きな蜂蜜とムース(MOOSE)のクッキーをあげた。

なぜムースか?それはパトちゃんの顔がムースに似ていて、時々ムースの真似をするから←ちょっとした家庭内ギャグ

今年は新年早々、筋腫の手術とかいろいろあったけど、平和にバレンタイン・デーを過ごせた事を有難く思う。

振り返れば私、パトちゃんと結婚の為にシカゴにやってきたのが2005年の8月。あの時は、ちゃんとやっていけるのかどうか、ほんまに自信がなかった。

「アカンかったら”語学留学やった”と思ってあきらめよう」と、そう思い、あまり身の回りのものも持たずに来た。周りの人にもほとんど知らせず不義理をしてしまって申し訳なかった・・・ついダメやった場合の自己防衛をしてしまい、落ち着くまでは内緒にしておきたかった←セコいと言われても、そうするしか他に方法が浮かばなかった。

「絶対保障付結婚」なんていうのはないやろうけど、今のまま、ときどき楽しめるウキウキを、とても有難く思う。人生いろいろあっても、これからもずう~っとこのウキウキが続けばいいなあと思う。

2009年1月12日(月) | アメリカ生活 | 医療&健康 | 人生いろいろ

頼りにしてます!ドクター・スシ

私は健康に恵まれてきて、風邪もほとんどひかないような、元気だけがとりえのような人間やったけど、ここ最近、病院のお世話になっている・・・やはり40を過ぎると色々ある~

実は12日の早朝7:00から子宮筋腫の放射線治療を受ける。筋腫に栄養を送っている血管を放射線で塞いでしまうというもので、1日だけ入院する。去年の5月に内視鏡で3つほど筋腫を切除したのだが、まだ大きな筋腫があって、これが悪さをし続けている・・・今度は治るでっ!

・・・というのも、前回、ほんまにOH! My ブッダ!!的ひどい目にあっていたからや。

前回の内視鏡の手術は大成功で、でもアメリカでは滅多に入院させてくれないので日帰りやった。

翌日、夜中12時ごろ目がさめてトイレに行った時にふと鏡を見ると「ん?目がちいさい?顔はれてる?」と思い、すやすや寝ていたパトちゃんを起こした。パトちゃん「いっつもそんな顔ちゃう?むにゃむにゃ~」みたいな感じやったけど←ぶ、無礼なっ!

ナースラインに電話をしてくれて「3時間以内にERに行って下さい」とアドバイスされてしまったので急ぎ近所のL病院へ・・・なんかわけわからんうちに、酸素マスクとか尿のカテーテルとかいろんなもんを繋がれ、「動くでない!」といわれてしまった。キャットスキャンの結果、どうも手術が原因の肺血栓である事がわかった・・・危ない!肩が痛いのは筋肉痛かと思ってたけど、あのまま寝ていたら、今頃はあの世やな~肺血栓といえばエコノミークラス症候群でもよく知られる病気。飛行機に乗る時も気をつけねば。

その後ERからIUCに移され、3日後ぐらいに普通病棟へ、合計7日ほど入院、半年ほど肺血栓の薬、ワーファリンを飲まねばならなかった。

入院中は幸い、痛いとかしんどいとかいう事はなく、ただシャワーを浴びるときも点滴ははずせないので不便やった。この時おどろいたのは、ご飯にハンバーガーが出たのと、「コーラ飲む?」と看護士さんに勧められた事・・・元気やけど、ERの患者なんですけど~

ちなみに手術を受けたN病院は全米各地から患者がやってくる名門病院、ERに行ったL病院も地元の有名病院なので、決して変な病院ではないねんけど・・・お薬はお水で飲むんちゃうん?

「筋腫なんて女性は持ってる人多いわ」とあなどっていたけど、やたら治療に時間がかかっている。今度は頼むわ~

ドナさん(パト妹)はいつも優しくしてくれるけど、今日は急に来てくれて、「開けてごらん!」と大きな箱をプレゼントしてくれた。

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レントゲンを片手に「今から手術するで!」みたいなかっこうのぬいぐるみは、ネコのドクター・スシ。眼鏡が知的に光る(?)

 

 

 

 

 

 

 

 

IMG_1746.JPGでもでも、マスクをとると、なんかクマみたい。右手をにぎると「にゃ~」って鳴くねんけどね、それでもなんかクマみたい? 

このぬいぐるみは、Build A Bearというところで売っていて。

ぬいぐるみの皮というか、詰め物をする前のものが色々選べて、服も靴もその他小物も揃えられる。なかなか楽しいぬいぐるみ~

 →Build A Bearへのリンク 

 

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このぬいぐるみには「Birth Certificate (出生証明書)」がついていて、ドナさんは名前を「ドクター・スシ」とした。

戸籍がないアメリカでは出生証明がないとソーシャル・セキュリティーナンバーもとれないし、大変重要←ぬいぐるみながら、とても大切に扱われている(笑)

 

 

 

先週の金曜日から、またまた大雪やったので、会社へ行かずに家におれるのはいいかもしれない~と思いつつ、ほんまに今度こそ大丈夫ですようにと祈る私であった~

2008年10月17日(金) | 人生いろいろ

よい子は決してマネをしないで下さい!

結婚してシカゴに住むようになってからも、2年ぐらいはなんとなくフワフワしていて、ここで生活しているという実感がわかなかった。

・・・ときどき「なんで私はここにおるん?」という不思議感覚、なにかこう~、タイムスリップでもしたような~言葉ではうまく説明できんけど・・・この事をアメリカ在住の人に話すと「私も最初はそうだった」という人がけっこういたりする←きっと、飛行機から降りると、日本とは違う風景が広がる感覚がそうさせるのかも???

私の場合は特に、ほんまに突然の出会い、結婚やったから「これってほんま?」「うん、ほんまみたい」っていう自問自答の連続やった・・・

 

で?なんで、興味なかった国の人と結婚してるん?

と、いう事については、私にも未だに「謎」!こういうのを「縁」というんやろうと思う。

とにかく、結婚に至るまでの、いわゆる「なれそめ」をつぶやかせて~

 

私の「赤い糸」は途中でちぎれてるんかっ!?

39歳っていうのは、自分の「ひとりよがりな人生の予定」よりも、おっそろしく遅い結婚やったので、ほんまに「赤い糸」がちぎれてるかも?と心配していた・・・アメリカから手繰り寄せる途中で、かなり縺れてたんやろうなあ~実は何回かちぎれて、修復されたりしてたのかも?

女子はみんな、小学校から中学校へ進学するみたいに、年をとれば、自然に「夫」となる人に会えて結婚するのかと思っとった・・・・・・・・・・・が違った!

仲の良い友達とよく話してたのは、「私らが結婚できんのは、”労災”ちゃうん?(苦笑)」・・・確かに一時期、残業で忙しかった。 それに多分、時間に追われて仕事してる時の顔って、恐かったはずやな、これじゃ誰も声をかけようと思わんだろう←会社のせいにしている場合か?

普通に生きてきたのに、いつの間にか、「ちょっと変わった人」になったなあ?←自虐ネタで笑ってる場合か?

 

それでも捨て難かった「飯、風呂、寝る!」の気楽な生活・・・

いろいろ将来に不安はあるものの、実は気楽な生活を楽しんでいた私。

父を早くに亡くし、妹は20代でとっくに嫁いでいたので、母と2人の暮らし・・・会社から帰ると「今日はお風呂先に入る?ご飯にする?」と聞いてくれる母←このあたり、完全に、「おっさん」やったな(笑)家事は全部母まかせやったので、帰るとすぐに、ほんまに、ご飯食べてお風呂入って、寝ていた。

既に妹には2人の息子がいるので、母の「孫が見たい!」要求は満たされていたし、お互い、なんかとっても居心地がよかった・・・居心地がよすぎると出て行きにくいんよね~

 

神戸から離れたくなかった私・・・

生まれも育ちも神戸の私、すっごい神戸好き。絶対神戸を離れるものかと思っていた。

こんな海も山も街並みも素敵なところ、ないし・・・「井の中の蛙・・・」といわれようが、とにかく神戸好き。 

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ずっと”カルチャーばばあ”になりたかった

なんにも考えてなかったというか、「そのうち結婚するやろ~」という気持ちでおったし、しかも昼間にカルチャーセンターに通って、ときどき気が向いたらお小遣い稼ぎして、昼メロが見れて・・・というのを理想としていた←それならそうで、ある程度高収入な人の嫁になるべく努力が必要やったと思うのに、そういう努力にもあんまり興味をもてなかった私~現実が見えてなかったのさ!

 

え?私って、なんでいつまでも働いとん?

30歳になり、35過ぎると、おっそろしい速さで月日が経っていた。自分が20歳ぐらいの時に30歳を超えて海外旅行とかに行ってるお姉さま方を見て「この人達って、優雅そうやけど、結婚もせずに~そんなに好き勝手な事ばっかりやっとったら嫁に行かれんやろうなあ」とか平気で思ってたもんやけど、ふと気がつくと、それって私の状況やんかっ!!

”カルチャーばばあ”志望やったもんで、とくに自分のキャリアなんて考えてなかった。いくつかの転職の後、派遣社員からアメリカ企業の正社員になった。(←このあたりの転職話は、また機会があればつぶやかせて~)

確かにアメリカ企業は勉強になったし、やりがいもあったけど、そもそも目指して入社したわけではなかったので、「なんでいつまでも、ここにおるん?」という気がした。素晴らしい上司と同僚にも恵まれたけど、やはりいろんな意味で限界やった~(このあたりの苦楽物語も機会があったら、つぶやかせて~)

それなりのお給料をもらって、色々勉強もさせてもらったけど、情けない事に、特にキャリアと呼べるようなものではなかった・・・ああ、なんて中途半端な私。

経済的に安定した生活に未練を感じつつ、嫁に行かぬのなら(行けぬのなら)、そろそろ年齢を超えて出来る仕事をみつけなければっ!よしっ!とりあえず会社辞めて何かはじめようか?何か技術を身につける為に学校探そうか?福祉関係のお仕事してみたいかも?・・・という状況やった。

 

英語はねえ

そのアメリカ系企業E社に入社する前、英語は別に苦手科目ではなかったし、旅行の為に会話を習ったりはしていたけど、所詮は趣味程度。

「こらアカン、あんまり英語使わんアメリカ企業やけど、とりあえずレベルアップせねばっ!」と思ったので、神戸市外国語大学の社会人学生になって、仕事が終わってから大学に通った(このあたりの卒業までの学生生活も、機会があったらつぶやかせて~)

でも、当然ながら(?)大学に通うだけで英会話が流暢になったら、誰も苦労はせぬ・・・ちょっと「こ慣れた英文Eメール」というのを書いてみたいではないかっ!・・・おお、それにはメル友や、メル友!

そう、私とパトちゃん(夫)とはその「メル友」がきっかけやった。

せこい私は、自分の情報をサイトに置くと、なんかややこしい事に巻き込まれそうでイヤやったので、安全そうな日本の観光案内っぽい某サイトのペンパル検索をしてみたのやった。

「年齢:40歳前後、目的:文化交流、場所:英語圏」・・・で、パトちゃんを見つけた!

すっごい長くなってしまったので、メル友をはじめてからの事はまた後日つぶやかせて~

今はとにかく、メル友の出会いって、けっこう危険な事も多いから「よい子は決してマネをしないで下さい!」といいたい~

私も、「こんな出会いで結婚することってあるんや!」って自分でもびっくりしたけど・・・

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