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2013年12月15日(日) | アメリカ生活 | 治療の話 | 食べ物の話 | 猫な話

やっぱりヒロインは無理やな・・・

ほんまに寒い日が続いてる。マイナス19Cで体感温度マイナス26Cなんていうのは、シカゴと言えども1月半ばとか2月の気温やん!地球温暖化はどないしたんやろ?今朝から雪もしんしん積もってる。

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 そんな寒い中のできごと。いつものように会社から帰ると、パトちゃんの反応がなかった。部屋へ行くと、パソコン机に座って「オッカエリナサイ」と言ってくれるものの、目がウルウルしてた。「えっ!?ひょっとして、私の病気の事で悲しませてる?」と瞬間的に自分勝手な想像を巡らした・・・・・けど、それは大きな、おおーきな間違いやったわ!

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寒さのあまり、普段はあんまり懐かないターディにゃんが膝の上でくつろいでいて、故グレムにゃんを思い出し、泣けてきたらしい。

そうやったわ、長ニャン(長男)グレムにゃんは、よくこんな感じでパトちゃんの膝の上で垂れてたわ。私も思い出して涙ウルウルしてしまった。

でもでも、ターディにゃんが、寒いからという「猫らしくちゃかりした理由(笑)」であったとしても、パトちゃんと打ち解けてくれてよかったニャ

それにしても、一瞬にして頭にめぐった私の「悲劇のヒロイン願望」が後から笑えて笑えて一人で爆笑!もうこんな古いドラマは今の若い人達にはわからんやろうけど、「赤い疑惑」のテーマソング「ありがとう、あなた」が頭にかかってん(笑) あははははは~)そもそも、私って、治療中ってだけやもんね。

→ありがとう、あなた YouTube 

パトちゃんが、できるだけ普通にふるまっていてくれる事を本当に有難く思う←実は、ほんまに何も考えてへんだけなんかもしれんけどね(汗)

寒いけど、家の中はセントラルヒーティングであったかいし、けっこう楽しい。

=====治療の話======抗がん剤 (AC療法)=====

お陰様で、無事に一回目の抗がん剤投与が終わった。アルコールが含まれているというだけあって、点滴の途中からだんだん酒酔い状態になって、ちょっと吐き気。でも吐かなかった。帰宅して、普通にお蕎麦とヨーグルト食べたし、翌日は普通に会社に出社。今のところ大丈夫。副作用はだんだんひどくなると言うので、用心はしてる状態。

しかしまあ、無駄に豪華な病室は、嬉しいような、高いから止めてほしいような複雑な感じ。日本でいう8畳ぐらいの広さのホテル並み個室に患者用ベットが完備され、横におしゃれなカウチが付き添いの人の為にある。キッチン、じゃなくて、看護者が手洗いできるように水道完備。患者の為にTVもあって、自分でDVD持ち込めるようになってる。これ、保険適用やけど、めっちゃ高いやろうなあ~(汗)もちょっと質素でもええよ~なんて思う。

薬は、点滴で、抗がん剤に入る前に吐き気止めの点滴45分、抗がん剤2種をそれぞれ45分ぐらいかけて投与された。インフルエンザの予防接種もついでにしてもらった。

アメリカでは薬局で簡単に予防接種できるので、前もってしといた方がいいとは思いながら、私の治療記録に載せておいてもらいたいというのもあり、病院に頼んだ。で、抗がん剤と同時って事になって、おどろき!免疫落ちるっていうのに、ええんかいな?という質問に対し、「抗がん剤で免疫落ちるまでに時間かかるから、大丈夫ですねん(関西弁風和訳)」と看護士さんに明るく言われた(汗)

投与された点滴を整理すると

・Decadron

・Aloxi

・アドリアマイシンAdriamycin(Doxorubicin)抗がん剤

・シクロフォスファミド(Cyclophospphamide(Cytoxan)抗がん剤、日本では製品名エンドキサン

アドリアマイシンは、ガン細胞のDNAの中に入り込み、成長を止めたり、死滅させたりする。薬剤が真っ赤なもんで、「尿がオレンジになるけど、叫んだらアカンよ!(関西弁風和訳)」と言われたけど、ほんまにオレンジ色でびっくり!3回目の尿ぐらいから、色は薄まった。

シクロフォスファミドも同じような作用らしいけど、この尿が膀胱内に長時間溜まると膀胱炎とかになるらしいので、一日3リットル以上のノンカフェイン飲料を3日間、摂取するように言われた。

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 と、いうわけで、スポーツドリンク飲んでるねんけど、アメリカのは、こんな毒々しい色。大丈夫なのか?って思う。とても飲み物とは思えん色やから、あんまり飲みたくはない(汗)

が、とりあえず飲んでる~

緑茶もカフェインあるので、避けて、いつも飲んでる麦茶と、取り寄せたルイボスティーで対応。ルイボスティーなかなかイケる!って改めて思った。

 翌日から2日間は1日2錠、3日目、4日目は1日1錠のステロイド系デカドロン(一般名デキサメサゾン)(Decadron)を服用するようになっている。これは炎症とアレルギー止。

他、吐き気止めCompazine(prochlorperazine)とAtivan(Lorazapam)というのを処方されたけど、これはまだ飲まずにすんでいる。

 あと、一般の市販薬で飲んでもいい、痛み止めなどのリストももらった。胸焼けしたので、胃酸を押さえる薬だけはちょこっと飲んだ。

口内炎予防の為にマメにウガイが必要やけど、アルコール系のリステリンの類は刺激が強いので駄目。Bioteneというのを使ってる。ネット情報によれば、日本ではイソジン使ってるみたい。

翌日、もう一度病院でニューラスタ(Neulasta)という白血球を増やす注射を打ってもらった。抗がん剤の副作用で白血球が現象し、免疫力が減少するので、その対策。日本では未承認みたい?

この注射、お腹に打ち込むわけで、つい「私の脂肪、こんな時に役にたつでしょう!」なんて看護士さんに話しかけてしまったら「ほんまや!めっちゃ助かるわ、いい脂肪してる、Good Fat!!」なんてめっちゃ大うけ、笑いすぎやで、アンタ!!この注射の副作用で腰まわりが痛くなったときは、痛み止めのんでって言われたけど、今のところ大丈夫。

しかしやなあ~ だんだん副作用はきつくなるので、まだわからんけど、こんだけの薬でもって抑えられてるっていうのも、また喜んでいいのか、どうか?ただでさえアメリカ人と同じ薬の量って、アジア人には多いと思うのに私の肝臓は大丈夫なのか?なんて思う。これって、「今の辛さを緩和するけど、将来別な病気の心配あり」って事やろうし、「今少々苦しんでも、将来への負担が少ない方がいい」っていう、どっちもどうなん?っていう答えのない問答やな(汗)とにかく、私には選べないから、ドクターのなすがままなんやけど、薬って偉大!やけど、やっぱり恐い!!!諸刃の刃や!!

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とか言いながら、やっぱり普通に食べられて目前の欲求を満たせるっていうのは、ほんまにありがたい(笑)

今日は土曜日で会社休みやから、ミツワで買った日本タイプの胡麻食パンで、キュウリのサンドイッチ作って食べた。

キューピーマヨネーズを久しぶりに買ったんやけど、やっぱりアメリカのんより、あっさりしてるし、美味しいわ!

 

 

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「体温が38C超になったらER行きなさい!」と言われてるので、毎日計ってる。

思わず買ってしまったウシさんの体温計、けっこうかわいい♪このシリーズ、象もあって、迷ったんやけどね(笑)

ちなみに、病院の注意書きには「100.5度を超えたとき」と当然の事ながら華氏表記。つい「血が沸騰しますがな!」なんて思ってしまう。今日の私の体温「97.5度」これで大丈夫っていうのは、まだ慣れへんわ(笑)

病院内では摂氏OKなんやけどね。インチとかポンドも含めて、世界基準に合わせてくれんと、不便やわ(汗)

と、いう感じで第一回目AC療法終了、副作用となんとか仲良く暮らす方法模索中。今始まったばかりやから、先は長いな~ ぼちぼちいこう!

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