土曜日はシカゴシンフォニーにベートーベンの第5「運命」を聴きに行った。少しおしゃれして出かけるコンサートはいつも楽しい。あいかわらず特に何がわかるというわけではないねんけど、「運命」はあまりにも有名で何度も聴いた事があるから、少し違いがわかったような気がした。

リッカルド・ムーティーの指揮は力強く、いつもながら、かっこよかった・・・って、今回は後姿しか見えへんかったんやけど（たまに横顔はみれたけど）全身で指揮する様子に情熱がほとばしっとった！

→　Youtube　リッカルド・ムーティー指揮　ベートーベン第5「運命」

10時過ぎにコンサートが終わって、ユニオン駅へ行く途中、シカゴ川を渡るには道路工事現場を通らねばならんかった。衝立タイプの簡易壁で仮の通路が作ってある・・・・・・はずやってんけど、あまりの強風にところどころ衝立が倒れていた。（←通路になってへんやん～）強風もすごかってんけど、なんとちゃちな仮設通路・・・が、しかし通らねば土曜日のこの時間帯は2時間に1本というお粗末な電車なのでしゃーない。

「大丈夫かいな？」と思いつつ足早に通り過ぎようとすると、突如、衝立が倒れ掛かってきた！とっさに支えるも、やはり重すぎ。

でもパトちゃんはふんばった！「は、早く、早く行くんだっ！！（なぜか関西弁風ではなく、標準語な和訳）」と１オクターブ低い声で言われ、走った！私の通過を見届けてパトちゃんが手を離し、衝立はバタンと倒れた。パトちゃん、間一髪。まともに倒れてたら、軽い骨折ぐらいはしとったかも？危ないわあ～　月曜日の通勤時にはちゃんと直してくれてるんやろうか？

それからお互い疲れていて、家に着くと、そのままぐっすりやってんけども・・・翌日、「やっぱりパトちゃん、面白すぎたわ。」っていう笑いがこみ上げてきた。スーツにポケットチーフを決めたパトちゃんが衝立を支える姿、しかも声をシブくして「早く行くんだっ！（なぜか関西弁じゃなくて標準語な和訳にしてみたい）」ってどう考えても自分に酔いすぎ、おかしすぎ・・・・・と、本人もそう思ってたみたいで「かっこよかったやろ？（関西弁風にもどした和訳）」という・・・やっぱり意識しとってんなあ。アメリカ人ってヒーロー願望強いけど、めっちゃ笑えるわ。今日は晩ご飯にカレーを食べながら、その話に盛り上がった・・・変な夫である。（←　ヒーロー・アニメの見すぎやな）

暑さが心配やったグレムにゃんは、今年も私の鞄をしいて寝始めた。時々CDプレーヤーを枕にして金属の冷たさを楽しんでるみたい。

お陰様で元気になったので、ひと安心、気をぬかずに気温の調整を気につけよう。