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過去の記事: 2008年11月

2008年11月28日(金) | アメリカ生活

チェコ料理でサンクスギビング

一週間前はマイナス摂氏7.7度だったりしたので、このまま寒さに突入か?と恐れていたけど、今週は最低気温マイナス摂氏2度ぐらいの留まっていて、今日、サンクス・ギビングは程よい寒さでよかった~

パトちゃん(夫)の両親は既に他界していて、親戚もあまり親しい付き合いではないので、ドナさん(パト妹)と私と3人でサンクス・ギビングのご飯を食べに行った。パトママ(姑)もいないので、お料理を教えてくれる人がいないけど、いつかターキーを料理してみたいと思いつつ、今年もレストランへ行く私であった~今年は、パトちゃんが幼い頃から家族でよく行っていたというチェコ料理レストランへ行った

 

チェコってチェコスロバキアだったのが分離独立したっけな?

そうそう、1993年にスロバキアと分離したとWikipediaに書いていた。ああ、地理歴史に弱い私。いつも反省するけど、こんな事では日本、中国、韓国を混同する欧米の人達を責めることはできない(恥&笑)

→ Wikipedia チェコ共和国 

 

チェコ料理レストランって?

どんなレストランかと思い行ってみると、至るところにトールペイントの装飾がしてある、かわいい感じの内装やった。1922年からやっているので調度品がアンティークで興味深い。お料理の価格は高くないし、ピアノの生演奏も聴けるので楽しい。

→ チェコ料理 KLAS 

 

アル・カポネ御用達

ふと見るとアル・カポネの写真が飾ってあった。 御用達だったらしい。よく見るとこのレストランはシセロにあり、つまり暗黒街の帝王、アル・カポネのテリトリーやった。

う~ん、そういえばこのレストランの中にバーがあって、ここで密談とかしてたんかなあ?と想像してしまった。いろいろ恐ろしい事件があったらしい。現在のシセロは、もちろんマフィアの支配はない、ヒスパニック系住民が多い。

→Wkikipedia アル・カポネ

 

IMG_1659.JPGで?お料理はどんな?

どんなもんを食べれるんやろう?と楽しみにしとったけど、当たり前ながら、サンクス・ギビングの伝統料理は国が変わってもほぼ同じ、ターキーやった。ターキーは脂肪が少ないのでカスカスしてるし、普段はあまり好きじゃないけど、スロークックしたのは好き~添えてあるラズベリーソースも、最初に食べた時は「おかずに甘いもん混ぜんとって!」ってちょっと違和感があったけど、今では美味しいと思える。スープ、サラダも食べたし、お腹いっぱいやったのに、とどめのパンプキンパイを食べてほんまに苦しかった←加減して食べるというのができない私(恥&笑)

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3人で食事をするだけという地味なサンクス・ギビングやけど、このささやかな幸せ、健康で美味しいものを楽しく食べられるという幸せに、今年も感謝したいと思う。

2008年11月24日(月) | 猫な話

お宅のお子さん毛深いね~

あれは確か2006年のクリスマスカードを送った時のこと。パトちゃんと私と愛猫グレムリンの写真を一緒に送ったところ、元同僚の一人が「お宅のお子さん毛深いね~」といった・・・まさにグレムリンは私達の毛深い子供・・・というか私より前からパトちゃんと暮らしていた大切な猫。

 

グレムにゃんは毛深い。多分メインクーンという種類やと思う・・・なぜ多分かというと、パトママ(パトちゃんの母つまり姑)が地下鉄の駅でミャーミャー泣き続けていたグレムにゃんを保護したのだ。すっごいフワフワしていて、化粧パフのようだったらしい・・・アメリカにはこんなん落ちてるんやあ!

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高い所が好きで、台所の戸棚の上なんかでよく昼寝をする。毛深い蛇みたいになる。

gremnyan2.jpgのサムネール画像のサムネール画像 足だけが白くて、靴下を履いたよう。肉球がピンクでついプニプニ触ってしまう・・・かなりイヤがられる。 

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いつも羨ましいぐらい爆眠する・・・思わずフカフカの毛をハフハフ揉んでしまう・・・これもイヤがられる。

 

gremnyan4.jpgのサムネール画像フカフカしているので子猫のような見かけではあるけど、かなりでっかい!身長は70cmぐらいはあると思うし、ポメラニアンより大きいと思う。鳴き声もかわいいけど、実は猫年齢的にはおじさんとおじーさんの間ぐらい。

反応が面白いので一緒におって飽きない猫。どう面白いのかは、おいおいつぶやかせて~

 

2008年11月17日(月) | シカゴ紀行

文豪のおまる

今日はついに雪らしきものがちらついていた。でも寒さはまだまだこれから~

冬になるとついつい外出するのが面倒になるので、体を動かすためにもなにか自分でやる気をおこさねばと思う・・・という事で今週末はドナさん(義妹)とヘミングウェイ博物館へ行った。

 

Ernest Hemingway

は言わずと知れたノーベル文学賞作家、アメリカを代表する文学・・・って書くと、いかにもヘミングウェイの本を読みつくしたように聞こえるが、実は一冊も読んだことがない←言い訳にも自慢にならんけど、アメリカ文学に興味なかった(恥&笑)

 

オークパーク(Oak Park)

実はヘミングウェイ博物館というよりも、博物館があるオークパークに行ってみたかった。シカゴのダウンタウンから西へ約16kmのところにある豪華住宅が立ち並ぶ街。アメリカを代表する建築家フランクロイドライトのスタジオや彼が建てた住宅が並んでいて、それを見るツアーもある。この建築物を見て歩こうかとも思ったけど、寒いからそれは春になってからにしよ~とヘミングフェイの方を選んだ。街並みは聞いていた通り閑静でゆったりしていた。 →オークパーク 

 

ヘミングウェイ博物館と生家

博物館は1フロア にこじんまりとまとまっていて、ヘミングウェイが生まれてから亡くなるまでの写真や遺品が展示してあった・・・この当たり、よくある博物館。もちろんT-シャツなんかのGoodsも売っている。興味深かったのは、小さなTVで上映していたドキュメンタリーフィルム・・・ヘミングウェイの近親者のインタヴューなどが収録してあった。

 

博物館から100mぐらい(?)歩くとヘミングウェイが生まれた家(内部復元)がある。神戸の異人館を思い出させるような家やったけど、中へ入ると彼の文学を読んだことがないにもかかわらず、彼の世界へ引き込まれていくようで不思議やった~すぐその気になりやすい単純な性格やからね、私・・・

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 アンドリューというボランティアのおじいちゃんが中を案内してくれた。内装はヴィクトリア調やけど、当時の最新こん炉のあるキッチン、電気照明はかなりモダンだったらしい。

家族写真の一番右側が、アーネスト・ヘミングウェイ、一番左が彼の姉なのだが、当時、女性がパンツをはくというのは、しかもそれを写真に記録するというのはすごい事だったらしい。

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図書室にはヘミングウェイの2人の祖父(父方と母方)のArmy Recordが飾ってある。これが幼少のヘミングウェイに祖父から直接語られた事が、少なからず彼の戦争を題材にした小説に影響を与えた、とアンドリューおじいちゃんは力説する。 

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ヘミングウェイの父は医者、母は声楽家。母は父よりも収入が高く、リビングの中心に自分の写真を飾るような・・・つまり「私がこの家の主人よ」と主張するような強い女性だったとか・・・

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ヘミングフェイが産声をあげたベッドは優雅な母の寝室にある・・・こんな部屋に泊まってみたいかも?

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この母の寝室にはベビーベッドも一緒に置かれているのだが、その横をふと見ると

・・・それは「おまる」やった・・・う~むむ、文豪の「おまる」は籐で装飾してあって優雅やなあ・・・当時はこういうのが普通やったんやろうか?現代の「アヒル型のおまる」なんかとは違った趣やなあ~

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ヘミングウェイの博物館&生家、私の家から車で25分ぐらいなので、季節を変えてまた来てみたいと思う・・・っていうか、アメリカ文学に興味ないとか言ってないで、遅ればせながら、作品を読んでみようと思った。

→The Ernest Hemingway Fundation

2008年11月10日(月) | シカゴ紀行

インディアン様また来てね~

一度は摂氏0度ぐらいになった気温が、10日間ほど20度ぐらいに上がっていた。寒くなっていく中で、急にやってくる小春日和をIndian Summerという。

 

郊外の暮らしは、電車の本数が少ないとかなにかと不便な事もあるけど、自然に親しめるという事では素晴らしい。近所を散策するだけで秋の紅葉が楽しめる。 

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築60年ぐらいのこの住宅に住んでるけど、日本の公団住宅みたい←日本がまねたのかも?

もともとはGIの住宅だったらしく、がっしりとした建物で、住み心地良好!

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中国人と思われる人達がなにやら拾っていたので、行ってみると、銀杏やった!

なぜか去年は実がならんかったけど、今年は豊作。

鼻が曲がるんちゃう?っていうぐらい臭いけど、食べたい~

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今週末はまたまた気温が0度ぐらいに戻ってしまったけど、インディアン様、またのおこしを心よりお待ち申し上げておりますう~

・・・私の駄洒落が、よりいっそう寒くさせるのかも?とにかくIndian Summerまた来てね~

2008年11月 6日(木) | アメリカ生活

シカゴから大統領!

どこのチャンネルをつけてもオバマ氏、オバマ氏、オバマ氏だらけの今日、11月5日~

実は11月3日(月)からなんかドキドキしていた・・・って私は選挙権ないし、特に誰かを支持しているっていうわけでもなかってんけど、まわりがソワソワ落ち着かなかったというか~

 

3日、いつも郵便を配達してくれる郵便局のおねーさんに「明日は投票やから早めに帰ったりするん?(関西弁風和訳)」と聞かれたので、「普通に働くよ~、選挙権ないし・・・」って応えたら・・・

「えっ!選挙権ないの?しっ、知らなかった~」ってすっごい同情の目で見られてめんくらってしまった。

↑不謹慎な私は、日本にいたって、選挙すっぽかして遊びに行ったりするし、アメリカで選挙権なくても、どーっちゅうーことないやん!って思っていたので、ちょっとびっくり。

でも考えてみれば、彼女は黒人女性。よく言われるように、黒人である事と女性である事が理由で歴史的に選挙権をもらえなかった立場の人。成人して当たり前のように選挙権をもらっていながら、政治に関心を持たずに無駄にしてきた自分を反省・・・

 

4日(火)、投票所は朝6:00から開いていたらしい。友人は近所(シカゴ郊外)の投票所へ7:30ごろ出向いたらしいけど、既に長蛇の列で、1時間半待ちと言われたそうだ・・・10:30ぐらいならすいてくるといわれ、出直したらしい←出勤前に、みんな気合はいってるっ!

 

この日は、12:00とか、15:00ぐらいまでで適宜「帰宅してよし」とする企業が多かった・・・

なんか意気込みが違う!

 

例の、オバマ氏のグラントパークでの演説の為、いつも乗る電車のダイヤが少し変更になっていた。

グラントパークは、「ブルース&ジャズフェスティバル」とかクラッシックの野外コンサートで盛り上がる場所、すっごい人が集まるんやろうなあ~とは思ってたけど、TVで見ると、ほんますごい~

ちょっと雰囲気だけでも見に行こうかなあと思ったけど、ものものしい警戒態勢やったし、なんか恐かったので、通常通りに帰宅した。

見に行った人の話によると、TVで見るとおり、すっごい人で、オバマTシャツを売る「Tシャツ売り」がいろいろおったらしい←アメリカ人ってTシャツ好きやもんなあ~

 

パトちゃん(夫)は近所で投票をすませたらしく、「I Voted」シールをもらってきていた←なんかこれまでの気合に対して気抜けする(?)シールやなあ~  

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 まあとにかく、シカゴから歴史的な大統領が出たというので、何かいい事がありそうな気がする。

難しい世の中やけど、オバマ氏にはがんばってほしい!私も何をしたらいいのかわからんけど、なんか出来る事はやらねばと思う。みんなで乗り切らねば!

2008年11月 2日(日) | 音楽・美術・本・映画

シカゴの売れっ子ジャズシンガー

シカゴに来ていろんな出会いがあったけど、記者&ジャズシンガーの野毛洋子さんとの出会いは、私にとっていろんな意味で衝撃やった~

 

おっさん何するんや?

っていうのは野毛洋子さんのデビュー曲(Victorエンターテイメント)、20万枚のヒット!昨年は「ウチもうあかんほんまにブルースや」「今夜のあんたは最高よ」などを含むLPの復刻版CDも発売された。

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シカゴの地元紙、ChicagoTribuneも、イギリスのBBCラジオも彼女の魅力を見逃さない ctm-080323-2.jpg

アイスコーヒーを「冷コー」という

そのコテコテの大阪のノリは、20年のアメリカ生活を経ても未だに衰えない。有名になっても気取らず気さくな彼女・・・というより、相手が気を遣わなくていいように、自分が気を遣ってくれるという思いやりのある人。

 

昼間は新聞記者

としてホットなインタビュー記事などを書いている。記者としての信頼もあつく、「”地球の歩き方”をみてきました」という日本人の中には、ジャズだけではなく記者としての彼女の話を聞きたくて来ている人も多い。

 

シカゴ-大阪姉妹都市委員

としても活躍しておられる彼女。「よく体力がもちますよね~」と感心する私に、「もっと大変な人はいっぱいおるから」とさらっと応える・・・人としての大きさを感じる。

 

家庭的な彼女は

忙しくても、夫、クラークさん(写真家でありサックス奏者)の健康管理も欠かさない。毎日夫の為にランチを作ってあげている。ご自身の為にはほとんど毎日温野菜と納豆という健康ランチ、ご本人いわく「夜は演奏とかあるし、出来るときにしとかんと」という健康管理。

 

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語ればきりがないほど、尊敬できる人、そして「濃い人」

洋子さんの身近にいて、常に彼女から刺激をもらえる私って、めっちゃラッキーやと思う。

 

今秋、野毛洋子さん来日ライブ

11月中旬から、東京、静岡、大阪でライブが行われる。洋子さんについてのもっと詳細&ライブの予定は洋子さんの後輩のミュージシャンの方が創っておられるサイトでどうぞ~

→ 野毛洋子さん応援サイトーMeet Yoko

 

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