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2009年1月19日(月) | アメリカ生活 | 医療&健康

ドクター・スシのプライベートライフ?

お陰様で放射線治療は無事に終わり、今は自宅療養をしている。あっという間の1週間やった。

月曜日、朝7:00に病院へ行くように言われ、まだ薄暗い極寒の中、シカゴ・ユニオン駅からN病院へとタクシーを走らせた。途中、パトちゃんと「ここって、バットマン・ダークナイトのロケ地やんなあ(関西弁風和訳)」とかどーでもいい事を話ながら、なんか不安・・・

病院で受付をすませて1時間以上待った(←かんにん!やわ)でも私の治療は8:30やという。8:20ぐらいに急に呼ばれ処置室へ←なんでもギリギリですわ・・・・

あれよ、あれよ~と言う間に検尿を済ませ、かわるがわる3人の看護士さんが来て、なんやかやと説明やら血圧を測るやら・・・と、また俄かに「ほんなら、ええですね?(関西弁風和訳)」とプスッと背中に注射された←なんでも急ですわ・・・

パトちゃんと別れを惜しみつつ(・・・ってちょっと大げさやけど、不安やってんっ!)ガラガラガラガラ~と放射線室へ移され、「ほんなら消毒します!(関西弁風和訳)」と言われ、青い液でなんかお腹をプニプニ消毒された(人の脂肪で遊んでないよね?)・・・今回は部分麻酔なので微かに意識があって、先生も私に話しかけるし、なんか変!

いつの間にか寝ていたようで、気がつくとパトちゃんの顔のアップがっ!わ~ん、なんか状況だけで、パトちゃんに惚れなおしてしまった←彼は何もしてないけど、側におってくれるだけで嬉しかった!

今回は、このまま病棟へ移動して一晩入院。麻酔のせいで、珍しくお腹もすかない。N病院の病室は、はまるでリッチなホテルのようにミシガン湖が完全に見渡せ、シャワー室付、プラズマ大型TV付、ご飯はルームサービス方式、もちろん個室←別に私が選んだわけではなくて、アメリカの病室って、だいたい個室か2人部屋のよう。医療費が高いねんから、もっと安くて大部屋でも、もうちょっとだけ入院を長くしてくれた方が患者に優しいと思うねんけどお~

しかし、このルームサービス、看護士さんの指示で流動食を探すも、メニューにないやんかっ!ホテルのルームサービスみたいにサラダ&スープ、メインとかカテゴリーが分かれてるし・・・聞いてみると「そやね、ないわ。ほんなら、Chicken Broth(鶏肉出汁)とゼリーにしたら?(関西弁風和訳)」と言われ・・・「メニューみて決めて」と言う前に、なぜ気がつかぬ、この人???

そんなこんなしているうちに、緊張と疲れがどっと押し寄せていつの間にか寝入っていた・・・ZZZZZZZでもでも、そこは病院、定期的に血圧じゃ、体温じゃ、薬じゃと起こされる。でも、思い出したように々お腹が痛くなりはしたものの、思ったよりはマシでよかった。

product_starclose_us.jpg 

 退院するときに「こんなんがあなたの右太ももに埋まってます」みたいなパンフレットをもらい、「なぬ?」と思ったけど、直径7mmぐらいの小さいもので、念のため聞いたけど、空港のX線にもひっかかる事はないというもの。

 

ちなみにこれはシカゴの大手製薬会社ABOTTの製品StarClose Vascular Closure System

→米国ABOTTへのリンク 

アボット(ABOTT)の工場はシカゴ郊外にあって、一度見学に行った事がある。武田製薬との提携薬品のパッケージが置いてあったのを覚えている。まあ、大丈夫でしょう!

火曜日のお昼ごろにやっと開放されて家に戻れた・・・ああ、やっぱり家はいい。グレムにゃんもフカフカの体で出迎えてくれて嬉しかった。

水曜日ぐらいまでは、薬の副作用で吐き気がするし、時々痛いし、すっごい不快やった。なんか食べないと胃に悪いので、薬を飲む前に妹が送ってくれた「淡路島の蛸せんべい」を食べた。少し回復してくると、母が送ってくれた「うどん」も食べた←やっぱり病み上がりには和食!それよりなにより母や妹の気持ちで治癒されていく気がした。

そんな中、シカゴは10年ぶりの寒波におそわれていたっ!←わるいけど、この事だけは、会社を休めてラッキーやったとほんまに思った。水曜日なんかは、いつもの通勤電車がおそろしく遅れ、パトちゃんは別の線で帰ってきたにもかかわらず、30分で帰れるところを1時間以上かかった。もしその通勤電車をまともに待っていたら、多分2時間はかかっていたらしい。 

IMG_1749.JPG 

マイナス摂氏25度の日もあった。室内はパトちゃんなんかは半袖でも過ごせるぐらい(私は長袖やけど)温かいので、外気との気温差で窓の結露がひどくなる。

さっさと拭きとらねばと思う暇もなくしっかり凍ってしまった~

よ~人間が住すめるなあ!冗談かと思ったわ、この凍結の早さ!病人に対してのおもいやりがない~

 

 

 IMG_1750.JPG

 

ドナさんが、「ドクター・スシは無事に治療を終えたから、もうあの手術用の服は脱がんとアカン(関西弁風和訳)」と言ってドクター・スシのお洋服を届けてくれた。プライベートではテニスでもするのだろうか?スニーカーが凝っている。

し、しかし、やっぱりクマに見えてしまうのはその大きすぎる鼻とネコ髭がないからか?

 

グレムにゃんは興味しんしん、ドクター・スシを自慢の肉球でつんつん突いたりしていたけど、プイッと行ってしまった←タイプじゃないのか?ドクター・スシの方も、今は恋愛よりお仕事やろうか?・・・というより、ほんまに私を治してね。

 

今回も、色々な方々のお世話になってしまった。本当に有難い事です。

このブログを見たからと親切なメッセージを下さった方々、どうもありがとうございました。

皆様のお陰で癒されます。しっかり養生します!

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