【タキ】:この時間(18時)で、まだ山の端……と言っても山あいの集落なので近所……がかすかに明るい1月下旬。冬至前後は、17時過ぎには文字通り「真っっ暗」で、16時半には外の作業を終えておかなければならなかったのですが……確実に春が近付いている季節感を実感します。もちろん寒さのピークはこれからなのですが
実家(こちらもかなりのイナカ)を出て四半世紀。街の灯が燦々、深夜でも明かりに囲まれた場所での生活が長く、夜の暗さをなめていたところが正直ありました。しかしここでは「夜」は「暗(黒)い」! 陽が落ちれば暗くなる、そんなあたりまえのことがあたりまえに在る。(そして冬はあたりまえに寒い!) プラネタリウムなど無用な満天の星空を仰ぎ見る時、生き物として忘れかけていた本来の何かを取り戻せそうな、自然と野生への畏敬の念が湧き起こります。映画(小説)「コンタクト」のパーマー・ジョス神父が思い浮かぶねぇ。
ニュースに映る高層ビル、環状線の電車、高速道路、スクランブル交差点、遊園地、地元では映らないテレビ番組、芸能人とすれ違ったり……大都会に憧れた子どもの頃。実はけっこー恵まれた豊かな自然の中で過ごしてきたんだと、いまは思えます。もちろん当時は「こんな何もない田舎!」って憤って(何に?)たけどね。
いなかには何もない。そのとおりですが……いなかにはきっと「何もない」がある、のです。
改行
…………でもネットは必須ううううぅぅ