「ぼくは強迫性障害」筒美遼次郎・著 彩図社 630円+税 10月17日刊行
表紙のイラストを描かせて頂いた本です。
みなさんは強迫性障害という精神疾患をご存じですか?
私は統合失調症の勉強をする中で強迫性障害のことも知ったのですが・・・
強迫性障害のよく知られる症状には、
「手が汚れている感じがして、ずっと洗い続けてしまう」
「鍵をかけたか心配になって、何度も確認し続けてしまう」
こういったものがあります。
私自身も「鍵閉め」や「火の始末」なんかでは、不安になって何回も確認することもしばしばなので、こういった症状は、「潔癖症」「神経質」「完璧主義」な「性格」の問題とも思われてしまうかもしれませんね
しかし、一日中手を洗い続けたり、鍵の確認を続けたために結局出かけることができなかったり、日常生活に支障がでてきてしまうのが、強迫性障害なのです。
この本では著者の筒美さんを困らせた強迫行為の数々や、当事者としてどのように生きづらさを克服していったかが書かれています。
精神疾患はとても個人差が大きいので、あくまで1例なのですが、こういった他の方の体験を知ることは自分の生きづらさをどう克服するのかのヒントが得られますので、みなさん是非読んで見てくださいね