「統合失調症のひろば」2019年秋号発売

ひろば19秋

「統合失調症のひろば」2019年秋号が9月30日発売になりました。

今号の特集は「女性の恋愛、結婚、セックス」です。

目次は日本評論社のサイトにて→「統合失調症のひろば」2019年秋号

読み応えのある内容なので、1つの記事をマーカー片手にじっくり読むのが好きなのですが…最初に目がついて読んだ19ページからの「なぜなぜ坊やは止まらない」という野中芙美さん(精神保健福祉士)の原稿は心に響く物がありました。

原稿の結びの一節にあった文章。(21~22ページ)

「振り返ると、私がなぜなぜ坊やと化すのは、相手が一つの考えやものごとを「当たり前」のこととして提示してきた時が多いように思う。「当たり前」という抽象的な前提のもとに、一つの考え方やものごとがまるで正解かのようになってしまうことに対して、その前提自体に疑問を投げかけたくなってしまうのだ。…中略…「今、当たり前とされていることは本当に正しいことなのか」「その正しさの根拠はどこからくるのか」と周囲にも自分自身にも、疑問をもつ『なぜなぜ坊や』でありつづけたい。」

私も野中さんのように自分の中の「なぜなぜ坊や」を常に発動させていたいと思いました。

他の原稿も読むのがとても楽しみです