2013年の5月、身体が不自由になって床に腰を下ろすのが難しくなった母のために、退院前にダイニングテーブルとベッド、そして箪笥を購入した。
母が亡くなった後、一度しか使われなかったベッドは、ほとんど使われていなくてもリサイクル業者には引き取ってもらえなくて、そのまま粗大ごみにだすことになってしまった
そして、箪笥。
私もタキさんも服をたくさん持たないので、箪笥は必要なかったけれど、身長の低い母のために少し低いサイズの箪笥をと、大阪・堀江にある家具屋街を一日中巡って選んだ品だったので、処分する気にもなれず持っていた。
そんな箪笥も、私には必要ないからと、いよいよ処分する決意が沸いた今月、ごみ回収業者にお願いしようと計画しながらも、なんとなく知人のKさんにもらってほしいなぁ…と布団に入りながら考えていたら。
私が納屋の掃除をしているところに、Kさんが軽トラでドカーンとやってきた。
「中村さ~ん、久しぶりだけど、どうしているかと思って」。
すっごいタイムリーな来訪だったので、箪笥の話をしたら…欲しい人がいるらしく、使っていただけることになった
すっごいミラクル
母の箪笥、誰かに使ってもらえるのが本当に嬉しくて、Kさんと神様に感謝した
ある日のお弁当