母の命日と白鷺

img_7311昨日は母の命日だった。

会えなくなって、もう3年。でも、日々母の話題が夫婦間や友人との会話で出るし、紙の上に描けば、まるで居るような気持ちにもなるので、なんか不思議だ。

ところで、わが家の目の前には田んぼの景色が広がっていて、毎日白鷺が餌をついばんでいる。

「あの長い首に腕を回して、背中から抱きついて鷺臭を堪能したい」なんて邪なことを考えながら、私はその景色を拝んでいるのだが、昨日は夕方近くに白鷺が100から200羽ほど集まって、一斉に大空を旋回しはじめる光景を目にした。あまりに美しいので立ち止まって、しばらく空を眺めていた。

いい命日になったと、嬉しくなった。