距離1メートル!!

庭にある柿の木の下でしゃがみ込んでいたら・・・それに気づかなかったカラスのクロちゃんが柿の木の側にある塀に飛んできて、私がいたので驚いて固まってしまった

その距離1メートル

視線を向けると絶対に逃げるので、私は俯いたまま静かに動かずにいた。

もうすでに顔見知りの私たちは、お互いに敵意がないことは知っているので、動かない私に安心したのか、クロちゃんも動かずに塀にとまっていた。

なんとなく心の距離が1メートルまで近づいた気がして、温かい気持ちになり、しばらくふたりで柿の木の下に居たのだけれど、寒さに負けた私が先に動いた

「またね。」

そう言って離れると、視線だけを私に向けたクロちゃんは、そのまま塀にとまっていた。クロちゃんと知り合うキッカケは、毎朝の「オハヨウ!」の声かけだったのだけれど、カラスは頭が良くて好奇心旺盛なので、きっと訳のわからないことを言ってくる人間の私に「なんだ、こいつ?」といった感じで興味をもってくれたのだと思う。 話しかけると首をかしげながら、じっとこっちを観察しているので、「あぁ、聞いてくれているなぁ」と嬉しくなる。

他の鳥類は話しかけても逃げるだけなので、やっぱりカラスは面白い

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